2010.03.30 Tuesday
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kabuki雑記帳初心者rukoの歌舞伎観劇記録&初心者向け情報 |
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2008.07.27 Sunday
平成20年度公文協中央コース 松竹大歌舞伎 中村信二郎改め二代目中村錦之助襲名披露
鹿児島市・宝山ホール(鹿児島県文化センター)にて 総座席数は1507という立派なホール。S席にあたる部分はほぼ全部埋まっていたと思います。私が観たのは15列目センターというなかなかの好位置からでした。 2回目なので感想はさささっと。 一.橋弁慶 流石に弁慶(松江さん)、長刀とホールの壁の距離感の使い方がお上手になってました。梅枝さんの牛若丸は相変わらずとてもキレイだったけれど、流れるような動作/所作が観ていて「手慣れたもの」な感じになりすぎていて弁慶と対峙する緊張感がちょっと薄かったように感じてしまったのが残念なような気がしました。 それから引っ込みのとき、弁慶は六方を踏まないんですね。確かアプリコのときはがんばって六方で引っ込んでいたような気がしたので………。 二.口上 淡々と。とりあえず、錦之助さんが「鹿児島は家内の出身地で」というと会場内がどっと沸きました。ほかにはご当地ネタを織り交ぜたような感じのはなかったと思います。 三.毛谷村 初日の錦之助さんをホメたらここでお叱りを受けてしまったわけですが、1カ月弱たって、格段に大きな六助になっていました。錦之助さんのキャラクターとして六助みたいなお役はニンだと思うので、また今度、本舞台で拝見させていただきたいな、としみじみ思いながら舞台に声援を送らせていただきました。 時蔵さんのお園は、六助の素性が分かってからのがらりと変わりっぷりがもうものすごくlovely!!クールビューティーな印象が強いと思われる時蔵さんですが、こういうホットなお役もやっぱり素敵です。 立廻りも要所要所でキマって、とても見応えがありました。 四.お祭り これまでまったく大向うがかからず「よろづやっ!」は結局聞けずじまいだったので、「待ってました」はどうするのかと思っていたのですが危惧するに及ばず、梅玉さんの鳶の頭に「待ってましたっ」「高砂屋っ」と十分すぎるほど声がかかり 「待っていたたぁ、ありがてえ」 がするするっと出ました。相変わらず淡々としてたけど(笑)。でもなんで萬屋はかけてもらえなかったんでしょ、謎です。しょぼーん。 2008.06.23 Monday
六月博多座大歌舞伎・昼の部〈2日目〉
2日目も雨でした…。朝ちょっと早めに泊まっている天神のホテルを出てぶらぶら天神をお散歩。結局博多まで来て朝からスタバで休憩してしまいました。 きょうの席は前から2列目ですが花外(通称ドブ)。ただでも舞台が花道が邪魔になるのですが「対面」や「道成寺」は所作台が敷いてありますからもっと見えにくいです。 それでちょっとびっくりしたのですが、座席に薄めのクッションが置いてありました。最初座ったときは気がつかず、幕間に立ち上がって初めて気がついたのですが、このクッションがあるだけで少しだけ座高がアップするわけで、ちょっと見やすくなります。前日も昼夜通してお尻が痛いのにも効く! 博多座さん、すごいな〜。 一.寿曽我対面 2列目ってことはもろ七三の隣なんです。なので、五郎と十郎が出てきて最初ぐるぐるするところはもう目の前っていうか鼻息が聞こえるんじゃないか(実際は聞こえないけど)っていうくらいふたりが近く、滅多にないことですけどマジでコーフンしてしまいました。 残念ながらからみが終わった後は後ろ姿になってしまいますけど「うぉー、兄貴がこんな近くに、それも拵えをして座っとる!」みたいなところがアリ。最初切符を間違えて買ってしまったときは何でドブなんか、と思いましたがforzaドブ、みたいな感じになりました。このラッキーは次の演目にも続きます。 二.道成寺 花外に座っていると上手の袖の様子がよくわかってとてもおもしろい一幕でした。青ランプがぐるぐる回って音楽が変わったり、黒子さんが早変わりしている藤十郎さんの鬘を持っているのが見えたり。 いちばん見ていて「へー」と思ったのは裃後見の鴈成さんの動き。所化さんたちが花傘で踊るとき、その衣装の脱ぎ着を手伝って、全員がきれいにできているかチェックしていました。そういうのもお仕事のひとつなんですね〜。 この日の「舞づくし」は松也さん。それも翫雀さん指名1人目です。気合い入ってるな〜、と思ったらもうマジでカンペキな舞づくしでした。「こりゃめまい」で倒れるところなんかも含めて100点だったんじゃないでしょうか。 そして踊りはすすんで前方のみなさん期待の手ぬぐい撒き。普通は所化さんは舞台正面の袖から袖に並んでぽいぽいと手ぬぐいを下手投げで投げてくださるわけですが、今回は下手側の所化さんたちが花道に出てきてくれました。 先頭の方たちは先を急ぐ(だいぶ揚幕近くまで行ったはず)のですたすたいっちゃいますが、後ろのほうの3人くらいはわりとゆっくりこちらに近づいてきたので「ちょーだい」光線を出したところふたりくらいからレスポンスがあり、ぶじ1つ手ぬぐいをゲットすることができました。左字郎さんか音之助さんだったと思います。ありがとうございました。 でも近くを通った所化さんを見て初めてわかったんですけど相当の数の手ぬぐいを持ってるんですねw いつも好位置にいるときはもらえるかどうか夢中になってるから(爆) 三.髪結新三 中座したので(泣)レビューは省きます。勝奴にもう一度会いたかったな〜。 2008.06.23 Monday
六月博多座大歌舞伎・夜の部
50分の「休憩時間」はさすがに疲れてどこにも行く気力がなかったのでリバレインの1階にあるドトールに潜伏していざ夜の部へ。昼の部、道成寺あたりで襲ってくるのではと思っていた睡魔が襲ってこなかったので懸念はしていたのですが、やはり…という感じでした。観劇位置は1階U列(特B席)。 一.菅原伝授手習鑑 賀茂堤/賀の祝 賀茂堤はですね、秀調さんが出てきたところがすぽーんと記憶にありません。このところ劇場にいっても、疲れてても眠れなかったり(っていうか寝るなよ…)していたのですが、健康体に近づいている証拠かも。 時蔵さんの八重がめっちゃかわいかったのにどうしてあんなに眠くなったのかわかりません。 賀の祝は松王丸(翫雀さん)と梅王丸(松緑さん)の体型が似てて、「小顔のほうが、梅王丸」と言い聞かせながら観る感じでした。それと、いくらなんでも東蔵さんが千代っていうのは老けすぎじゃないかと。だってあとのふたり、時蔵さんと菊之助さんですよ〜? 最初でてきたとき、お姑さんかと思いましたもん。 と、華麗に桜丸(梅玉さん)をスルーして終わってしまってもよいでしょうか。おかしいな〜、梅玉さんすごく気になる存在なのに。 二.達陀(だったん) 去年の御園座で初めて観て「もう1回絶対観たい」と思った演目をこんなに早くまた観ることができてうれしかった〜!!!! 「青衣の女人」は坂田藤十郎さん。すっぽんから登場するだけあり、妖怪的ムード満点です。菊之助さんは妖怪、というより幽霊(影薄め)だったけど。集慶さん(菊五郎さん)もってかれないようにね!って声をかけたくなるような感じでした。流石というべきなのか。 でもやっぱり達陀といえば群舞。今回も凄かった〜。後ろすぎ、暗すぎて夜の部はこれだけしかご出演のない亀鶴さんがどこにいるか結局わからなかったのが悔しかったんですけど、相変わらずド迫力です。そんな中でもちょっと息が上がり目の人や少し遅れ気味の人などいろいろいてそういうのもまたおもしろいなかで音楽にぴったり合わせてシャキシャキと踊るサイボーグ梅枝wwwww 若いからだと思うけど、姿勢もきれいで目立つので本当に踊るロボット?って感じで人間っぽくなかったです、いい意味でw 三.白浪五人男 松緑さんの南郷を堪能。来月は亀治郎さんと亀鶴さんの顔合わせ、ちょっと観たかったような気もするけれど、3カ月続けては辛いので、あきらめます(ただ単に日程の調整がつかなかったというのもあるけれど)。 菊之助さんの弁天小僧は先月お父上のを拝見したので、初めて演舞場で観たときはそうは思わなかったのですが、やっぱりまだまだ楷書のお芝居だな、と思いました(エラソーですが)。でも、「もう化けちゃあいられねえ」のあたり、女から男に戻るところはやっぱり見るとドキドキします。帯をといて伸びをするところなんかはやっぱり菊之助さんのほうが圧倒的に若さを感じるので弁天小僧、17歳、というイメージには合ってるような。 勢揃いもなかなかきれいでした。忠信利平の亀三郎さんも、赤星十三郎の梅枝さんも…。先月の通しを思い出しながら、楽しく比較して観ることができました。 2008.06.23 Monday
六月博多座大歌舞伎・昼の部〈1日目〉
今回は個人的には「松緑祭」と思い、「対面」の五郎と「髪結新三」の勝奴の昼か、梅王丸と南郷力丸の夜(プラス達陀〈だったん〉)かさんざん悩み、坂田藤十郎さんの喜寿花子をまた2回拝見するのかとひるみつつも昼の部を2回観て帰るよう切符を手配しました。 福岡-羽田間はほぼ1時間に1便飛行機が飛んでいるので17:30福岡発の飛行機を取ったと思っていたのに確認したら1時間前の16:30の便を予約してました…orz 終演時間は15:45ですから終わってから空港に行ったらギリギリすぎます。涙をのんで髪結新三の白子屋の場の後いったん幕が引かれたところで帰ることに。 というわけで1日目は気合いを入れて臨んだ昼の部でした。ただし入れすぎて夜の部の菅原伝授手習鑑で悶死してしまいました………。 一.寿曽我対面 去年の南座で2回、今年2月に歌舞伎座でも観てるはずの「対面」なのに、なんかいつもと景色が違う?と思いました。私の思い込みでしょうか。工藤祐経は最初から上手の高座に座ってると思ってたんですけど???? なので並び大名の動きもいつもと違うように思ったんですが…ちょと混乱。並び大名は今回佐十次郎さんや名題昇進した梅蔵さんなど若い人たちが入っていたのでいつもとなんか景色が違う感じがしました。 梅玉さんの祐経は今回初役なんですね。最初配役を聞いたときはちょっと「お?」と思ったのですが意外と違和感はありませんでした。 で、五郎ですよ五郎…(苦笑)。揚幕の出のところから大音響、所作台を踏み抜きそうな勢いで登場。これが博多の人のツボにハマったのか、このあと五郎が何をやっても笑われる…。なんか不思議な光景になってしまいました。でも、今まで観てきた五郎の中ではいちばん好き(錦之助さんごめんなさい)。 十郎の菊之助さんはひたすらキレイキレイ。 それより気になっちゃったのが大磯の虎の松也さん。お悩み事でもありますか?という感じでなんか眉間にしわが寄っているような、苦悶の表情のように見える顔で座ってます。特に前半ちょっとキョドっていたような感じがして違和感がありました。もしかすると最近あんまり女方の松也さんを拝見してないからかも、と後で一緒に遠征していたお知り合いの方と話したりして。 特に下手側に座っている梅枝さんがひたすら淡々としているので対照的なんですよね。少将、そんなに淡々としながらぷるぷる震えてまた笑いをとっている松緑さんにお酒注がなくても、って感じでw そしてお話は大詰め。松江さんの出番なんだけど、なんか違うんですよね、松江さん。ブログとか愛読してるしお顔も二枚目なのに…やっぱりあの滑舌がどうしてもひっかかってしまいます。がんばってください! 二.京鹿子娘道成寺 道行から鐘入まで 博多でもパワー全開っす。どんどん若返ってる気がするのが怖いんですけど…。竹本連中やお囃子の観察にも余念がなく、楽しく1時間。この日の所化さんの「舞づくし」は梅蔵さんでした。 所化の選択権は翫雀さんにあるらしく聞くところによると一人目は必ず遠慮し、二人目に白羽の矢が立つとのことでしたが、この日梅蔵さんはまったく警戒していなかった模様。 1人めに亀鶴さんが指名されて遠慮してしまったので個人的にはがっかりしていたんですが、そのあと梅蔵さんがかなりしどろもどろになりながら「おしまい」となるまでハラハラの連続でした。せっかく名題昇進のことを紹介してもらったのに本人も悔しいだろうなぁ。 三.髪結新三 私の「初新三」は一昨年の歌舞伎座で幸四郎さんでした。というわけでもぐもぐ何を言ってるんだかよくわからない(爆)新三に何か違和感を感じて終わってしまったのですが、今回はすっきり楽しく観ることができました。 菊五郎さんの新三が時蔵さんの忠七の髪をなでつける場面の手の使い方の生き生きとした感じ。もちろん私は髪結いを本当に見たことがあるわけじゃないのですがすごく素敵なのです。段取りじゃなくて本当に「手際」という感じになっていて…。忠七を騙して豹変するところとかもゾクゾクしますた。 時蔵さんの忠七は前回観た門之助さんの忠七ほどなよなよしてはおらず、かといって強くもなくほどよく人がよく騙されてしまうところがよかった〜。時蔵さんはいい意味で「職人」だと思います。 カツオ売りはやっぱり菊十郎さん。声から仕草からもちろんカツオをおろすところまでサイッコーです。 勝奴(松緑さん)〜〜〜〜〜。私の座った席が悪かった。うまい具合に後ろのほうで控えているときはいつも新三とかぶってしまい惑星直列状態で全くガン見することができず。残念すぎました。辛うじて動いてるときに観て左右の眉毛の色の濃さが違うのはわかりましたが(爆)。翌日もちゃんと見られないのに、と心の中では涙、涙です。 左團次さんの大家さんには、楽しく笑わせてもらいました。 新三の物語的によくわからないのは、最後立廻りになって「ゴーン」で幕になっちゃうのは歌舞伎のお約束だから仕方ないんですけど、新三はあの一件以来もう髪結いは、やらなくなっちゃったの?自分もそういう髪型(=侠客的な)になってるし、というところです。筋書には「それからしばらくして」と書いてあるだけだし…。またこれから勉強していきたいと思います。 2008.03.17 Monday
第72回 歌舞伎鑑賞教室 芦屋道満大内鑑
劇場は8割から9割の入りで、びっくりするほど小学生の子どもが多く、そのマナーがとてもよいのに驚かされる公演となりました。ロビーにある小さな展示室には歌舞伎を紹介するものとして義経千本桜から静御前の赤姫、狐忠信のふさふさしたひとそろい、小金吾の首、すし屋のすし桶、そして知盛の白い装束などが飾られてありました。 一.解説 ようこそ歌舞伎へ 定式幕が開くときにかかる下座音楽が、おー、なんだかエキゾチック!聞いたことない〜。 私は国立の鑑賞教室には結局行けてないのですが同行したお友だちが言うにこの音楽ではなかったそうで、沖縄らしくアレンジしたようでした。 宗之助さんは立て板に水、という感じでさらさらさらさらした解説でしたw 出番これだけなんて勿体ない………。 その代わり、といってはなんですが出雲の阿国に扮した京妙さんのスパークが凄かったっす。やっぱり去年の俳優祭、幕間シアターに行っておくのだった、と激しく後悔してしまいます。 客席のお客さんたちのハートもがっちり掴んでいた模様。 もちろん、国姓爺合戦の和藤内vs.虎も盛り上がっていました。虎、特に前脚の人は本当に大変だろうなぁ。 でも客席的にいちばん盛り上がったのはショートバージョンの「鷺娘」のぶっ返りと捕り手の絡みでのトンボだったかな。そんな感じであっという間の30分でした。 二.葛の葉 大向うさんが誰もいなくてちょっと寂しいお芝居になってしまいました。拍手しようにも雰囲気がけっこう厳粛な感じで私だけパチパチ、というわけにもゆかず…。 葛の葉は以前魁春さんで一度観ているのですが(06年10月歌舞伎座、保名は門之助さん)、いちばんの見せ場である障子に字を書く場面で書かれた字があまりにビミョーで、葛の葉が狐だから字があんな感じなのか、と歌舞伎をもっとたくさん見ている人に言ったら…………笑われてしまいました。 今回の芝雀さんの手習いはあのときの魁春さんのよりはお上手だったと思いました(汗)。でも口に筆くわえて書くって誰が考えたんでしょうね……。 種太郎さんと芝雀さんが夫婦に見えるかどうか、という話であまりにもムリがあるのではないか、とチラシやポスターを見たときは思ったのですが、もちろん種太郎さんに硬さがあったことは否定できないながら、ちゃんとカップルに見えたのに感動してしまいました。 何より(たぶん)型をきちっとやっていて手足の隅々まで神経をめぐらせているように感じられたのは、あんまり期待していなかったぶん収穫。 お友だちは、国立の鑑賞教室で観た時よりも確実に一回り大きくなっている感じがする、と言ってました。伸び盛りなんでしょうね〜。 ひとつだけ気になったのは、じっと寝ているはずの童子ちゃんがずっと足をもぞもぞとさせていたことでした。何かかゆくなるものでもあったのか、なんなのか、謎w 幕切れはすっぽんから(すっぽんが、あった!)葛の葉が出てきて余韻を残して引っ込んで終わります。お客さん全員が素直に大拍手で力演に応えていたのが印象的でした。ひょっとしたらカーテンコールのサービスでもあっちゃうんじゃないか、ってくらいです。 楽しいひとときでした。 2007.06.25 Monday
NINAGAWA十二夜 博多版さくっと
あんまり見てきたことを書いてしまうと来月の歌舞伎座が台無しになってしまうのですが、やっぱり生の舞台とテレビ(歌舞伎チャンネル)で観るのでは違うなぁ、としみじみ実感しました。
→里中満智子センセイ、最近はシェイクスピアにお手を出されていらっしゃるのですか… なんといっても「鏡」のもつ意味がテレビではイマイチ伝わってこないのが実際に鏡を前にしてお芝居をしている役者さんたちを観るとすごくわかってきます。歌舞伎座でどのくらいまた完成度を上げてくるのか楽しみになってきました。 ちなみに私は安藤英竹くんが松緑さんから翫雀さんに変わってハゲシク落胆していたのですが、翫雀さんにはもちろん、松緑さんとはまったく違う阿呆の味(爆)があり、あれはあれでヌーベル安藤というかw おもしろかったと思います。博多のお客さんはどっかんどっかん受けてましたし。 でも、やっぱり松緑さんで見たかったなぁ。2年前のレビューなどを読むと松緑さんが悪いみたいな書かれ方をしてあるものもあったけれど、松緑さん本人が決められることなんてとっても限られていただろうに、と。 5月の「泥棒と若殿」のあの味わいがあればまた違った安藤君に会えたような気がするのでかえすがえすも残念です。 来月は友人等と都合3回いきます。今から千穐楽が楽しみだったりしますw 2007.06.23 Saturday
博多座・船乗り込みの様子onデジカメニュース
博多座に行ってきたのとあまりにシンクロするタイミングで歌舞伎チャンネルのデジカメニュースが6月1日に行われた船乗り込みの様子でした。 船乗り込みと言えば「歌舞伎モバイル」で昔役者さんたちが日替わりでコラムを書いていたとき、時蔵さんが7月の松竹座の船乗り込みに行ったときの話を書いていて道頓堀川が臭くてかなわん、ということをフランクに書いていたのが忘れられなかったのですが今回も皆さんなかなか味わい深い発言が…。 博多座にほど近い川端通の商店街では1日から始まる博多祇園山笠のための「山」をつくりはじめていました。役者さんののぼりも位置は低いですがずっと並んで盛り上げてます。 やっぱりこういう、超よそゆきの時は菊五郎さんはダントツに格好いいですね〜。大人の男って感じがするw いざ船に乗り込むときの組み合わせもまたおもしろかったです。 座頭の菊五郎さんはおひとりで。 ・菊之助さん/左團次さん ・段四郎さん/亀治郎さん ・時蔵さん/錦之助さん ・翫雀さん/團蔵さん←ココ、かなりツボ。どんな会話してるんだろう。 ・秀調さん/亀三郎さん ・権十郎さん/松也さん 2006.07.31 Monday
第一回若伎会(わかぎかい)
瓜生山歌舞伎の幕間、劇場の入り口でたぶん東京の若衆歌舞伎にも出てらした若手の役者さんが9月16、17日に大阪・御堂会館で上演する「若伎会」のチラシをお着物姿で配っていました。 わざわざチラシをもらいに行った私にサービススマイルしてくれたんですけど、家に帰って今月の松竹座の素顔写真と若衆のときの素顔写真と両方照合したのですが、わ、わ、わからないよー。ごめんなさい。 会館のサイトを見にいってみたら、大ホールの客席は約900もあるそうです。がんばれ〜。 演目は「実録忠臣蔵 義士銘々伝」。松の廊下から討ち入り、引き上げまで「通し」ですね!チラシにはまだ配役は入っていませんでしたが特別出演する役者さんとして秀太郎さん、竹三郎さん、愛之助さん、薪車さんのお名前が入っていました。 今回が第1回とのこと、私は流石に遠征は無理ですので、いらっしゃる方のレポートを楽しみに待ちたいと思います。いわゆる「平成若衆歌舞伎」が東京に取られた形で今年は大阪ではなかったけど、その代わり、ってことになるのかな。 2006.07.31 Monday
「瓜生山歌舞伎」終演後トーク
個人的には亀鶴さんにも加わっていただきたかったのですが、その代わり、といっては大変失礼なのですが竹本の葵太夫さんが入り、亀治郎さんと愛之助さんの3人に京都造形芸術大の田口章子さんのMCというメンバーでのトーク。幕間の時間にトークのメンバーが貼り出され、亀鶴さんの名前がなくて超ガッカリの私です。 とはいえ、葵太夫さんはご自分のHPで日記も公開してらっしゃるけど、生の声(もちろん床の上という意味ではない)を聴く機会は滅多にないと思われたので最後まで残る勇気がなかったのが残念でした。 5月、福助さんプレゼンツの「女形の夕べ」で拝見したときに比べると亀治郎さんなんだかお痩せになったように感じました。あの時真っ赤なジャケットに黄色シャツと超膨張色だったから、ってわけではないような。 訪欧歌舞伎から大河ドラマの準備(乗馬レッスンなどもスタートしているそうで)と平行してこの「亀治郎の会」を準備していて、きわめつけ、9月は「車引」の桜丸で歌舞伎座にご出演ですから、そのエネルギーはどこから出ているのでしょう。 途中退席してしまいましたが、印象に残ったことを少しメモで残しておきます。 2006.07.31 Monday
瓜生山歌舞伎 市川亀治郎の挑戦
ごめんなさい……。久しぶりの京都で朝からアゲアゲすぎたので、せっかく京都まで行ったのに亀治郎さんの演じる袖萩(そではぎ)の三味線のしどころで意識失ってました。葵太夫さんが「車が1台買えるほどの値段のものを自腹で買って練習した」って後でおっしゃってて冷や汗がどーっと。 名作歌舞伎全集 第5巻 丸本時代物集 4 (5) 「奥州安達原」は歌舞伎チャンネルで成駒屋さんバージョン(袖萩=福助さん)で見ていて、目の見えない袖萩と父母、そして袖萩の幼い娘の苦悩はじーんときたのですが話の背景がもうひとつわからず「哀しいお話」で終わっていました。 今回は亀治郎さんが「環明御殿の場」だけでは現代の観客には話がわかりにくいだろう、ということでそこに至るまでのいきさつ部分を石川耕士さんに書いてもらって上演した、という気合いの入り具合です。 また、オールカラーでインタビュー記事もたくさん入った読み応えのあるパンフレットが、なんと500円でした。映画のパンフだっていまどき500円じゃ買えないのに。若衆歌舞伎なんてあんんなペラいパンフであんな値段だったのに……。亀治郎さん、つくづくアツイ方です。 私が座っていた場所のすぐ近くの桟敷には梅原猛さん(Wikipediaにリンク)のお姿もありました。また、京都らしく舞妓さん芸妓さん、そして「おかあさん」らしきその筋の方達も華やかにいらっしゃいました。 以下、続きます。 | 1/2PAGES | >>
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