2010.03.30 Tuesday
スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
| - | | - | - |
kabuki雑記帳初心者rukoの歌舞伎観劇記録&初心者向け情報 |
||||||||
|
||||||||
+kabuki photo
+RECENT COMMENTS
+RECENT TRACKBACKS
|
2009.01.29 Thursday
松竹、東京都に歌舞伎座建て替え計画案提出
ビッグニュースに出遅れです…。皆さんたくさんブログに書かれていらっしゃるので、主なメディアの記事リンクと概略のみで。 歌舞伎座、装飾を抑え現代風に 建て替え計画案提出 (asahi.com) 外観を忠実に再現する方針だったのに石原慎太郎都知事から横やり「銭湯みたい」のひとことが入った、という部分が若干一人歩きしてる感じの記事。 「計画案には、地下鉄東銀座駅から直結する地下の広場や大型の公共地下駐車場、劇場の屋上に外国人らをもてなす庭園の整備も盛り込まれている」あたりがちょっとだけ新しい? 歌舞伎座:劇場とオフィス棟の複合ビルに 新施設計画案 (毎日.jp) ・伝統芸能の演技指導などを行う歌舞伎アカデミー(仮称)も設置する ・屋上で太陽光発電もする ・松竹の安孫子正専務は「腹案で変更もありえます。総工費なども未定」と話している というところかな。 毎日は歌舞伎の記事をいつも書いている小玉祥子さんの署名記事。各紙の報道のなかで唯一、歌舞伎役者さんからの談話をとっています。 以下引用 ◇新しい劇場に命を 歌舞伎俳優、中村富十郎さんの話 新しい建物に現在の歌舞伎座の雰囲気が残されることを、ファンの方々はお喜びくださるのではないでしょうか。私どもにとっては外側よりも、どんな芸をお見せできるかがすべて。新しい劇場に命を吹き込み、新たな伝統を作っていきたい。今はただ一日も早く、新劇場の舞台を踏みたい思いでいっぱいです。 ◇先人の思い継いで 中村芝翫(しかん)日本俳優協会会長の話 現在の歌舞伎座は、音響面などから見ても大変よく出来た劇場です。新劇場にも、その良さと舞台に立った先人たちの思いを引き継いでほしい。そして今以上にお客様に喜んで頂けるようになれば、と思います。 引用ここまで=== 富十郎さん、やる気だな〜。 新しい歌舞伎座はオフィス棟と劇場の複合施設 (Yomiuri Online) あたらしい話は、ありませんでした。エッセンスのみ。 唐破風残して…ニュー歌舞伎座の全容判明 ギャラリーやアカデミーも (MSN産経ニュース) ・目玉施設の一つとして、劇場の最上階部分に設けられる歌舞伎ギャラリー(仮称)は、海外から訪れる観光客、修学旅行生らに一般開放、ガラス越しに舞台、客席を見下ろせるようにする こんなところでしょうか。スポーツ紙まで検索していませんが…いつも伝統芸能の記事を丁寧に載せている東京新聞の論調を拾えなかったのが残念です。どこに書かれてあるんだろう。 2009.01.24 Saturday
歌舞伎座が再開発計画の発表延期
時事通信の記事を見つけました。 記事の内容は(いずれリンク先は消えてしまうと思うので) 引用ここから== 歌舞伎座は22日、1月中旬に予定していた歌舞伎座(東京都中央区)の再開発計画の公表時期を、8月末まで延期すると発表した。経済情勢の悪化などを踏まえ、事業費用などを精査するため 引用ここまで== 一方、歌舞伎座サイトのほうにはプレスリリース(PDF)があがっています。これ見ると8月どころか来年2月と書いてあります。 「さよなら公演」が走り出してしまっていて延期って…。経済状況の急激な悪化を考えると建て替え発表のタイミングが悪すぎたのは間違いないですが、出てきた計画に誰も何も言えないまま建て替えに向かってまっしぐらみたいになっちゃうのは、ちょっとな〜と思います。 2008.12.25 Thursday
歌舞伎座さよなら公演 特別企画「好きな歌舞伎20選」
歌舞伎座さんが読売新聞と共催した「好きな歌舞伎20選」が発表されました。歌舞伎美人の記事はコチラ。 個人的にはうぇー、勧進帳って1位なのっ!っていう感じですけれども(爆)、ランキングに、投票したご贔屓さんたちの姿が投影されていてちょっと興味深かったです。 1.勧進帳 2.義経千本桜 3.京鹿子娘道成寺 4.仮名手本忠臣蔵 5.白浪五人男 6.助六 7.桜姫東文章 8.源氏物語 9.連獅子 10.恋飛脚大和往来 11.菅原伝授手習鑑 12.三人吉三 13.阿古屋 14.俊寛 15.伽羅先代萩 16.暫 17.女殺油地獄 18.里見八犬伝 19.曽根崎心中 20.元禄忠臣蔵 ◇ 21.修禅寺物語 22.鏡獅子 23.野田版研辰の討たれ 24.籠釣瓶 25.四谷怪談 26.藤娘 26.一本刀土俵入 28.鳴神 29.鷺娘 30.天守物語 2008.10.20 Monday
歌舞伎座建て替え、松竹が正式発表
いつになるかと歌舞伎ズキな方々の間ではかねてからの話題であった歌舞伎座の建て替えがきょう松竹から正式に発表になりました。 歌舞伎座を建て替えへ=来年1月から「さよなら公演」(時事ドットコム) 松竹のトップページからも正式発表の文書をPDFで見ることができますがかなり素っ気ありません。建物の概要などは1月に正式発表とのことでまだわからないし。ビルと劇場の2本だてになるのは間違いないようです。 時事の記事はもう少し詳しく、以下のようなことも書いてありました。 ===ここから引用 建て替え中は、東京・銀座の新橋演舞場を主な代替劇場として年間10カ月程度歌舞伎興行を行うほか、東京都内の他劇場や地方の劇場での公演も検討している 引用ここまで=== メーンの代替劇場は国立ではないかという話もありましたが、演舞場なんですね。関西在住のお知り合いは関西興行も増えるといいなと言っていました。 今の歌舞伎座がなくなっちゃうのは寂しいですが、一等席でもシートの座り心地がイマイチだったり、お席によっては地震に怯えながらの観劇だったりしてきたので、新しく生まれ変わるのはいいことだと思います。 あとはチケット代が改装後にめちゃ上がらないことを祈りたい…。 【追記】 報道各社も大きく扱っています。 歌舞伎座、2010年4月で閉場 全面建て替えへ (asahi.com) 歌舞伎座解体へ、「さよなら公演」は来年1月から (YOMIURI ONLINE) 報道によると ・来年1月から2010年4月までを「歌舞伎座さよなら公演」と銘打ち、人気役者による人気演目を連続上演する。劇場でのアンケートなどで観客からも希望演目を募集する。 ・日本俳優協会の中村芝翫会長は「私にとって家のような劇場だったので寂しい。お客様の便利さも踏まえつつ、今の歌舞伎座のにおいをとどめた新劇場を期待したい」と話す。 ・代替劇場は、東京・新橋演舞場を中心に大阪松竹座、京都・南座などが担うという。 といったところでしょうか…。 希望演目を募集、というのはけっこういいですね。猿之助さんの歌舞伎を歌舞伎座で観たことのない私としては、1カ月くらいは猿之助さんにトリビュートをしてほしいかも。 2008.09.13 Saturday
歌舞伎座百二十年 秀山祭九月大歌舞伎 夜の部
この連休は歌舞伎三昧で歌舞伎座を皮切りに演舞場を夜、昼と観ることにしています。歌舞伎座にはもう舞台写真が出ていて松緑さん萌え〜。20日の前にどこかで見に行きたいんですけどスケジュール的に昼の最初、というのはあまりにもムリすぎました……。 さて。
一発目の「盛綱陣屋」であまりにも疲れたので感想はさくさくっと。 一.盛綱陣屋 初めて観る演目で、もちろん筋書(待て、写真入り…)を買っていないのでどんなお話かはチラシの裏のあらすじだけで確認。歌舞伎の時代物ってどうしてこういう子ども(や若者)の腹を切るとか首を打つとかそういうお話に展開するかな………。 というわけでお話自体はあんまり好きになれませんでした。 小四郎を演じた宜生さん(橋之助さんの三男)が大熱演。といっても、高いイントネーションの声じゃなくて低めの声だったのにちょっと驚きました。歌舞伎は子役さんの喋り方があるのだと思っていたのでこれは盛綱陣屋の小四郎だけのスペシャルなのか、成駒屋さんの型?なのか、ちょっと気になりました。 対する小三郎を演じた玉太郎さん。学年は宜生さんよりひとつ年上のようですが(俳優協会の年鑑等によると)、拵えが鎧兜フル装備で重そうなこともあって動きはちょっとロボティック。でもそれがかわいらしくて、松江さんはブログで型がきれいに決まっていないことをダメだししてましたが、かなり頑張っていたのではないでしょうか。 意外に(失礼)よかったな〜と思ったのは福助さんの篝火。福助さんらしく(爆)大げさにならずに母の悲しみが出ていたように思います。玉三郎さんの早瀬は美しかったです。 二、鳥羽絵 orz orz orz こんな感じの演目?拵えをした富十郎さんが老いを感じさせないのはいつものことなのですが今月はいつにも増してお若く見えました!これは息子さんと一緒に舞台に立ててる充実感なんでしょうか。 でも問題なのはその息子さんだったかも。あれ、踊ってないでしょ(爆)。それも、それが客席になんか伝わってきちゃうような感じのヌルい抜き方で、ちょっとな〜と思いました。15分以上はムリ、と思ったのは私だけではないはず? 三、河内山 まだ歌舞伎観始めて3年目なんですけど團十郎さん、仁左衛門さん、そして今回の吉右衛門さんと3人拝見しました。吉右衛門さんがいちばん「らしい」感じの河内山だと今回認識〜。 でも松江出雲守の染五郎さんがちょっと違ったんだよね。芝雀さんの浪路に貫禄があるせいもあってか、バランスが悪いっていうか、短慮で浪路に懸想して家中が大騒ぎになるっていうところにリアリティがあんまりないw 錦之助さんの数馬は手堅い〜。 でもこのあたりになって盛綱陣屋の疲れがパンチドランカーのように効いてきて、寝落ちこそしなかったもののかなりへとへとに。時計をみながら「ゔぁーかめー」を待ちました。 2008.07.08 Tuesday
歌舞伎座百二十年 七月大歌舞伎 昼の部
歌舞伎会の会員前売りの時は巡業を観に鹿児島も行っちゃうし、沖縄もあるし「海老蔵忠信ショウ」はやめて、夜の部だけにしておこうと思っていたのですが切符が爆売れして手に入らない状態になるとなんとなく損をした気分になり「戻り」の切符を狙っていました。 なんとか前日になって無事3等A席がもどっていたのをゲットして行ってきました。隣に座っていた人は熱狂的エビ様贔屓で、宙乗りで3階にやってきたエビ様に手を振ってましたwwwww なお、今月はご存知だと思いますが変則的な運行になっていて昼の部は11:30開演。35分の幕間を2回挟んで15:20ごろ終演です。夜の部は幕間が45分ある設定となっていました。 まだ初日が開いて間がないのでたたんでおきます。以下若干ネタバレを含みます。 2008.06.27 Friday
歌舞伎座百二十年 六月大歌舞伎 昼の部
今月は、それ自体は後悔してませんが想定外の出費を博多座でしてしまい、チラシを見てもあまりなじみのない演目だったので歌舞伎座の昼の部はパスしようと思っていました。ところが周囲の歌舞伎つながりの方たちから出番も多くいいお役であることを次々に言われたので、勉強のつもりで観に行くことにしました。 一.新薄雪物語 ひとことで言うと息子と娘の愛を成就させるために、そのふたりが受けた不忠の疑惑を晴らすため両家の父が腹を切る、そんな物語(略しすぎ?)。というわけで息子と娘は儚げで美しくないと物語が成立しないと思います。 そこで、錦之助さんと芝雀さんがとても美しかった……。 もう私はそこで満足してしまい、肝心の父たち(幸四郎さんと吉右衛門さん、芝翫さんと魁春さん)の物語は「おまけ」となってしまいました。不思議なことにあれほど恐れていた睡魔はやってこず、意外にも楽しく観てしまったのですが。 でもびっくりしたのはそれぞれの役者さんの出番が少ないこと。例えば染五郎さんと福助さん、段四郎さんは序幕だけだし、魁春さんと彦三郎さんは二幕目の詮議の場のみ。そういう意味でとっても贅沢です。 でも、あのくにゃくにゃした福助さんの籬(まがき)はどうかと思いました。お姫様の筆頭秘書(笑)なんだからもっと凛とした感じがほしかったのにな〜。 あとは印象に残っているのは「水奴」と呼ばれる人たちと繻子奴姿の染五郎さんの立廻りです。とはいうものの、先月たっぷり菊五郎劇団のスピーディーでワイルドな立廻りを観ているのでおっとりした感じは否めず。あと「水奴」という名前なんだけど襦袢が赤くて髪の毛はざんばらなのでなんか締まらない感じなんですよね。そういう人たちがわーっと舞台上にいっぱいいると、暑苦しいかも。 三幕目の園部邸の場は、吉右衛門さんと幸四郎さんの熱演もあったけど私は芝翫さんがいちばんすばらしかったと思いました。 二.俄獅子 これもやっぱり立廻りにもうひとつ見応えがほしかったw 久しぶりに松嶋屋さんの千志郎さんが纏を持って登場するのを発見。ここをガン見(笑)。家に帰ってからずっと違和感について考えていて、ほかの観劇ブログを読んでて降臨したんですけど、デジャヴだったんですね。「新薄雪」の立廻りも、俄獅子の立廻りも染五郎さんだからなんか既視感があったんだ、と。 2008.06.15 Sunday
歌舞伎座百二十年 六月大歌舞伎 夜の部
今まで歌舞伎座に行ったなかでいちばん空いてました。なんでなんでしょう。私の座った列なんて通路を挟んで8人分空いてたくらいですからね(汗)。演目は楽しかっただけにちょっとびっくりしました。 楽しかったとはいえ終演が21:20と遅めだったのでレビューはさくさくっと。 1.すし屋 もう何度かは観たと思っていたのですが、こんなに私っていつも寝てた(=理解してなかった)かしら?って感じでした。鮓屋の主人の弥左衛門(歌六さん)はどうして平家に忠義だてしてるのかとか、今回初めて知ったよ!?ほかにも何カ所か「!」という場所があったのですが、続いた演目に流されて思い出せません。 おそるべし。 吉右衛門さんの権太は、小悪党というよりはもっと悪いやつな感じもしましたがこれもアリかな〜と思いました。でも私は菊五郎さんのが好きですけど。 芝雀さんはまたダイエットされたのか、とってもかわいらしいお里でした。 種太郎さん、夜の部はここで梶原方の兵士としてご出演だったんですね。この前巳之助さんとご一緒の目撃談を知人から聞いたのですが……。 2.身替座禅 仁左衛門さんの右京、段四郎さんの玉の井、千枝と小枝は隼人さんと巳之助さん、そして太郎冠者は錦之助さんでした。 千枝と小枝はビジュアル的にはなかなかで、特に巳之助さんは手指が細くて長くてとってもきれいなんですけど、声が出るとまだ変声期でなんだかとっても気の毒でした。舞台に立ちたいあるいは立たせたいっていうのはあるんだろうけど、もうちょっと役を選んであげたほうが本人たちのためでもあるように思えてなりません…。 太郎冠者の錦之助さんはこれまで観てきた何人かの太郎冠者のなかでいちばんオーバーアクションでした。特に「花子め」の「め」の強調の仕方。でも格好いいのでイイのだ〜。 仁左衛門さんと段四郎さんは言うことなしです。特に仁左衛門さんめっちゃかわいらしい右京。「いいよいいよ、一晩くらい花子のところに行っても」と言っちゃいそうな気がします。 段四郎さんはこうやって女方のお化粧をするとやっぱり亀治郎さんのお父さんだなとつい思ってしまいますw 3.生きている小平次 怪談のはずなんだけど、福助さんが出てきてからは客席から笑いが絶えない不思議な一幕でした。福助さんと幸四郎さんの後ろを高速で死んだ小平次(染五郎さん)がしゅーと移動するところとかは、昔懐かしい「8時ダヨ!全員集合」とかちょっと思い出したりして(福助さんの声も手伝ってる、絶対)。 4.三人形 華やかな舞踊で幕でした。錦之助さんの若衆はすごく奇麗で、芝雀さんの傾城もきらきら。歌昇さんは奴で踊りがいちばんたくさんあって(かな?)、お疲れさまでした…という感じ。 今夜もおなかいっぱいです。 2008.05.04 Sunday
歌舞伎座120年 團菊祭五月大歌舞伎 夜の部
楽しみにしていた「白浪五人男」の通し上演。前回観たのは新橋演舞場の花形歌舞伎での浜松屋の場と勢揃いの場だけだったので、なんで「玉島逸当」があの場にいたのか全くわからなかったんですよね。
序幕 初瀬寺花見の場 神輿ヶ嶽の場 稲瀬川谷間の場 千寿姫(梅枝さん)の儚げな美しさがとても引き立つ幕だったように思います。特に周りがみんな大人の配役だから……。でもあれかしら、赤星十三郎(時蔵さん)とのふたり芝居もあるから家に戻ってダメを出されてたりしてるのかしら、なんて想像したりしていました。 田之助さん、危うし!千寿姫を伴って降りる階段でつるっといっちゃったのですがさりげなく後をついていたクリステルさんこと菊三呂さんがフォロー。事なきをえてました。 今回は1階二等の最前列、でもって花横だったのでいろんな発見が。出を待つ間よくしゃべってる役者さん(菊五郎さんは主犯だと思うけどあと誰かなw)の声が揚げ幕の向こうからよく聞こえてきておもしろかったです。 勢揃いの時、どうやって傘を開いて出てくるのかもわかったし。やっぱり役者さんがすぐ近くを通ると無意味に興奮しますね。 二幕目 雪の下浜松屋の場 同 蔵前の場 稲瀬川勢揃の場 「蔵前の場」は初めて観ました。これで冒頭の私の謎は解決〜。 菊五郎さんの弁天小僧と左團次さんの力丸のペアはなかなか楽しい〜。でも、16列目から双眼鏡を使わないで舞台を見るくらいがちょうどいいくらい、というのが正直なところです。 蔵前の場で弁天小僧は17歳ってことがわかると、尚更ね。要するに今どきのヤンキー(死語?)なわけで、菊五郎さんは格好いいけど、貫禄がちょっとありすぎなんですよね…。 ミーハーな感想に戻ると鳶頭が梅玉さんと最近プチ高砂屋ブームがきてる私にはゴージャス感満点♪ 蔵前に移る前、橘太郎さん演じる番頭がとんずらしようとするところのチャリ場はなんと早くも北京オリンピックをネタにしてました。菊五郎さん……www。やっぱり千穐楽は歌舞伎座だな。ついでにいうと、最後は丁稚さんどうしが鞠を蹴り合うようなジェスチャーをしていて、黒御簾さんにサッカーの国際試合、選手入場のときにかかるのに似た音楽を流させていた気がしますw 大詰 極楽寺屋根立腹の場 同 山門の場 滑川土橋の場 二幕目がかなり長かったのでちょっとお疲れモードで突入した大詰ですが、さすが劇団で立廻りを楽しく観ることができました。梯子はたくさん使うためなのかなんなのか、今日は楽屋口まであふれてましたけど…。 これだけの演目になるとさすがに?富十郎さんもまだ2日目ですが安定していたように見えました(爆)。思いのほかお供の松江さんが格好いいです。 二、三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい) 長唄に乗り、きびきびした松緑さんの踊りを観るのがまた気持ちよかったです。白の繻子奴姿も似合っていてこれも満足〜。 白浪五人男が終わるのを待ちかねたように帰ってしまうお客さんも少なからずいたのですが休憩も10分あり、10分ちょっとの踊り。終演時間は20:40ごろと歌舞伎座夜の部としては決して遅くはないので、観ていってあげてほしいとおもいました。 そうそう、長唄といえばこの日は歌舞伎座に向かう途中の信号で三味線の巳吉さんと一緒になったんですけど、着物姿なのに歩くスピードが驚異的に速い。で、いつもは裃着てるわからないけどすっごいなで肩でした。お着物をお召しになる方はそんな感じなのかしら。 2008.04.04 Friday
歌舞伎座120年 四月大歌舞伎 夜の部
きょうは歌舞伎を観るようになって初めて、歌舞伎座で地震を経験しました。震度はそれほどなかったと思いますが建物全体にずずずん、という衝撃のあと揺れとともにみしみしと音がして、かなり不気味でした。 ちょうど「勧進帳」で仁左衛門さんの弁慶が延年の舞を踊りはじめてしばらくたった頃だったと思いますが、もちろん舞台上は何の動揺もなく、観客だけがざわめいていました。 こういう出来事に居合わせると、歌舞伎座の改修を早くしないと、何かあってからでは遅過ぎると思ってしまいます。
→夜の部キリの演目「浮かれ心中」の原作。直木賞受賞作だそうです。 以下、ネタバレしています。中村屋贔屓の方は読まない方がよろしいかと……。 | 1/6PAGES | >>
|
+NEW ENTRIES
+CATEGORIES
+お役立ちLINKS
+kabuki travel and α
+kabuki blogs
+ARCHIVES
+PROFILE
+mail me...
+MOBILE
+LOGIN
|
||||||
⇒ 原典「平家物語」を聴く会 三輪 (08/17)
⇒ みっくみく (08/26)
⇒ りつこ (07/15)
⇒ メタルボリック (07/02)
⇒ チュッパプス (06/15)
⇒ タランチュラ (06/12)
⇒ aco (06/04)
⇒ ジェームズ (05/14)
⇒ 桃医 (01/09)
⇒ パンツ脱いで土下座!海老蔵、その姿を携帯で撮られていた! (01/08)