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kabuki雑記帳初心者rukoの歌舞伎観劇記録&初心者向け情報 |
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2008.07.14 Monday
関西・歌舞伎を愛する会 第十七回 七月大歌舞伎 昼の部
1月、浪花花形歌舞伎とこなかったのでなんと1年ぶりの松竹座になってしまいました…。毎月歌舞伎座で歌舞伎観られるってそれだけ凄いことなんだなぁとしみじみ思います。 一、春調娘七種 「初歌舞伎」のときに猿弥さんの五郎、段治郎さんの十郎、春猿さんの静という今思えばもう観られないかもしれない組み合わせで観た一幕。よくかかる「曽我もの」のひとつだけど、思えばあのときは何もわからずイヤホンガイドの解説にいちいちほう、ほう、と聴き入っていたっけ。 今回は松緑さんの五郎、菊之助さんの十郎、そして孝太郎さんの静。松緑さん、朝から元気元気!所作台を踏み抜かんばかりの勢いある五郎です。寝ようと思っても寝られません目が醒めます♪というわけで菊之助さんと孝太郎さんをあんまり観てなかったんですがドンドンいってるだけでなく、やっぱり決まったときの形が松緑さんはキレイだな〜(ひいき目)と。 菊之助さんはちょっと眠そう(嘘)?滑るような動きはきれいでしたが、意外と印象に残っていません(汗)。 二、片岡十二集の内 木村長門守 血判取 筋書読んで、この木村長門守が血気盛んな二十歳過ぎの若者とわかり「ムリムリ」といつも通り思ってしまいます。歌舞伎ってどうしてこういうお話にこういうキャスティングをするのか、その不条理まで楽しむのがいいのかもw でも驚くなかれ、我當さん見えるんですよ、若者に。少なくとも去年の南座顔見世の「将軍江戸を去る」の山岡鉄太郎よりは全然よかったです。ただ、おみ足が悪くていらっしゃるので動きはなんとも緩慢。それを「優雅」と見せるところには至ってなくてハラハラしちゃうような、そんな場面が何度かありました。 美味しかったのは左團次さんの家康です。狸親父っぷりがものすごく似合っていて、左團次さんが出てきてからはぴしっと舞台が締まった感じがしました。 なぜかというと軍兵たちが我當さんともうひとりの使者である進之介さんを舞台をぐるり囲む形で配置されてるんだけど(三階さんめいっぱい、って感じで)半分くらいその軍兵さんたちの顔に緊張感がないのです。なかなか難しいことだと思うけど座ってることが芝居じゃないわけだから……。だから刀を抜いたり槍を向けたりするのが唐突に感じてしまって、そこが残念に感じました。 亀三郎さんや松也さん、お江戸からのぼってきた役者さんは思い切り家康の四天王と悪役系でちょっと笑ってしまいました。っつーか松也さんまた立役? 伽羅先代萩 花水橋から刃傷まで ・うー、予想はしていたけど山城屋政岡、濃ゆい。涙も赤い〜! ・松緑さんの荒獅子男之助、元気すぎてちょっと浮き気味。 ・仁左衛門さんの仁木弾正、引っ込みが、ながっ。 ・渡辺民部で出てきた愛之助さんのすっきり二枚目ぶりにちょっとビックリ。 このお芝居は〆の「刃傷」がやっぱり不得意でした…。深手を負っている外記(左團次さん)に薬湯を飲ませてひとつ踊らせるっていうアレ。特に、菊五郎さんの勝元がサワヤカでその前の「対決」がスッキリ!なだけに、よけいになんかこの刃傷が陰惨な感じになってしまうような気がして。 2007.07.16 Monday
大阪松竹座新築開場十周年記念 七月大歌舞伎 夜の部〈after〉
なんだか凄いものを観てしまった……としか表現のしようのない舞台でした。筋書のなかでは与平衛の再演について振られて 「(女殺油地獄は)ドラマ自体がナマに近いものだから、演じる役者の実年齢とあまり離れてしまってはねぇ…」 と答えてらした仁左衛門さんですが、違和感ほぼなし。
唯一は最初の野崎の土手のところで、錦弥さんと又之助さんと出てくるところで、貫禄がありすぎる(笑)ことくらい?あとは声も姿も驚くほど若々しくて、ダメ人間な感じもすごく出ていました。 そして、お吉さんちの金庫にお金がいくら入っているか知ってからの目。歌舞伎につかまる前にもいろんなジャンルのお芝居はそこそこ観てきたと思っていましたが、とにかく凄かった。妖艶でありながら酷薄で、うまく表現ができません。 強いて言えば、やはり油ですべって乱れる裾や袖から出ている手脚が細くて筋肉隆々だった海老蔵さんと違うのでそういう意味での「はかなさ」がありましたが、とにかく素晴しかったです。 こういう与兵衛がいて、脇もまたさらに生き生きとしてくるのだなぁ、と歌六さんと竹三郎さんを観て思いました。もちろん、一朝一夕にできることではないと思いますが、若い役者さんたちはこんな舞台見せられちゃったら大弱りですよね(汗)。 2007.07.16 Monday
大阪松竹座新築開場十周年記念 七月大歌舞伎 昼の部〈after〉
と、いうわけで思いがけず海老蔵さんが休演ということになり、三連休の最終日なにも予定を入れていなかったので、仁左衛門さんの「一世一代」となるかもしれない与兵衛を観るべく結局2回目の遠征を果たしてしまいました…orz せっかく2回行くなら薪車さんの義経が観たい!壱太郎さんの牛若もう1回!というわけで、朝イチは前日の予定からしんどかったので無理でしたが鳴神の途中から間に合う形で昼の部から観てしまいました。 鳴神に関しては途中からだったのでなんとも言えません(もう鳴神が庵から転がり落ちた後だった)。愛之助さん全演目グランドスラム。頑張ってください、としかもう言いようがない(汗汗)。 壱太郎さんはかわいいし、従者の宗之助さんにも満足して橋弁慶を観終わり、いよいよ力の入る千本桜に突入〜。
仁左衛門さんが銀平として出てくるともう割れんばかりの大拍手です。観客がみんなでにざさんを激励してるって感じで。 落ち着いて観ると、知盛ももちろん大切な役なんだけど典侍の局(秀太郎さん)の演技がとても大切なんだとわかってきます。帝を思う気持ちの「厚み」みたいなものをちょびっと感じつつ。 そして薪車さん。交代が決まったときは30分前だったそうなのですが私が観に行ったのは確か3日目。台詞はまだちょっと安定した声ではなかったように感じましたが堂々たる義経でした。地が二枚目さんですからね〜。よかった!観に行けて。 2007.07.07 Saturday
大阪松竹座新築開場十周年記念 七月大歌舞伎 夜の部〈before〉
お友だちとうどんの老舗「今井」でなぜかおいしそうだったおそばを食べていざ夜の部!
やはり、上方の世話物を海老蔵さんがどう演じるか、というところが注目。昼の部はファーストクラスだったので夜の部は3階からでした。 2007.07.07 Saturday
大阪松竹座新築開場十周年記念 七月大歌舞伎 昼の部〈before〉
今月は歌舞伎が久々とか、シェイクスピア好きとか、そういうお友だちと一緒に歌舞伎座に通う計画なのでやむを得ず大阪遠征を最初の週末にしたんですけど、はからずも海老蔵さんの事故(事件?)の前に行くことになり、海老蔵さんの鳴神や「女殺油地獄」を観てくることになりました…。
5月も演舞場で染五郎さんの鳴神だったし、海老蔵さんは特別ご贔屓♪な役者さんというわけではないので私としては「橋弁慶」の壱太郎さんで♪♪って思っていたのですがいざ幕が開いてみると意外な展開でした。 2007.04.08 Sunday
第四回浪花花形歌舞伎 第三部
とりあえず血糖値を上げて臨んだ第三部…。昨年の5月にはじまり、1年おかずに3つの異なる「団七」を見ることになるとは思いませんでした。こうなってくると
コレを観ると「グランドスラム」って感じ(汗)?同じ上方といっても、昨年7月の坂田藤十郎さんとはまた異なり、もちろん吉右衛門さんが演じた団七像ともかなり違う団七を愛之助さんが体当たりで奮闘してました。 2007.04.07 Saturday
第四回浪花花形歌舞伎 第二部
舞踊をふたつみて、関西成駒屋さんのお家の芸「曾根崎心中」と、これまた特濃な第二部です。
でも、終わってみると実はこの第二部がいちばんよかったかもしれない。っていうか、孝太郎さんのかさねが凄過ぎたんですよね。以下順番に。 2007.04.07 Saturday
第四回浪花花形歌舞伎 第一部
週末、大阪に出かけて第四回の「浪花花形歌舞伎」を観てきました。あくまで去年と比較して、ですけれど、若干重ために傾いた演目の選択で、全部観るとどっぷりくたびれてしまいました。 日頃なかなか経験できない大きなお役を上方の若手に、ということでこうなるのかもしれませんが「爽快感」がどこかにないと、ツライかも、とかつい、思ってしまいました。 実際に観た順序は実は違いますが、順番に感想を書いてゆこうと思います。というわけで一部から。 2006.10.21 Saturday
十月花形歌舞伎 染模様恩愛御書 細川の男敵討
ネコの具合もよくなってきたのでぶじ大阪に行ってきました。お友だちと楽しくお茶をして心斎橋でお別れし、御堂筋線に乗ったとたんに人身事故で電車が止まり帰りの飛行機に間に合うか?って感じでしたがなんとか梅田に出て余裕で間に合いました……。 事前はセンセーショナルな部分ばかりが強調されて報道されていましたが、実際にお芝居を観てみると、どこかで見たことのあるような仕掛けとか効果などがたくさん織り込まれたカクテルみたいな感じでした。お友だちは「USJの『バックドラフト』みたいな」と表現してて、無性にUSJに行きたくなってたりします。 NHK からだであそぼ 決定版 歌舞伎たいそう いざやカブかん! このお芝居の個人的な最大の収穫、っていうか見どころは芝のぶさんだったかも!!っていうくらいかわいかった……。勘太郎さんのケガもあって中村屋さんの巡業でも大活躍だったようですが、もっと芝のぶさんを歌舞伎座の舞台で拝見したいな〜と思わされました。もうあと1週間で千穐楽だし、以下ダラダラとネタバレしつつ思ったことを書いておきます。 2006.10.02 Monday
十月花形歌舞伎を盛り上げたい…かも?
幕が開いた大阪松竹座の十月花形歌舞伎。まだレビューらしいレビューをブログで見つけられていないので、とりあえずAmazon.co.jpで買える舞台をPRしている雑誌を購入してみました。 おすすめ度の★は「歌舞伎チャンネル」のデジカメニュース以上の得るものがあったかどうかを一応基準にしてみることにしました。 Hanako WEST (ハナコウエスト) 2006年 11月号 [雑誌] →おすすめ度★★★+ 染五郎さんを「歌舞伎界のプリンス」愛之助さんを「上方が生んだ貴公子」とそれぞれ見開きで紹介してます。個人的には愛之助さん紹介ページで紹介されている上方の若手の役者さん4人がなぜあの4人なのか、というところが知りたいところw っていうか千壽郎さん、なんで入ってないのぉ? 雑誌が京都特集なのでそういう意味では元はとった、と考えることにしました。でも、もう南座の顔見世は切符代は高いし愛之助さんはお出になるとはいっても結局は中村屋さんだし、ことしは行かないことにしたので京都はしばらくお預けです。 勘太郎さんだいじょうぶなのかな…。 Leaf (リーフ) 2006年 11月号 [雑誌] →おすすめ度★★ 京都と滋賀のタウン誌ってことで、なんちゃって神戸っ子の私はこんな雑誌があることすら存じ上げませんでした。とはいえ、けっこうちゃんとした雑誌でスイーツ特集や京阪神のショッピング情報なども充実していたのでかなり浦島気分で読みました。 肝心の花形歌舞伎については染五郎さんと愛之助さんに段治郎さん、春猿さん、猿弥さんが並んだ写真を大きくは使って見開いてはいるものの内容は記者会見の様子をテキスト起こししたものっぽい。愛之助さんにはあんまり期待してなかったんですけど段治郎さんの写真写りもいまひとつなので、ちょっとガッカリです(汗)。 | 1/3PAGES | >>
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