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歌舞伎座入口の「鳳凰」

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舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言
舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言 (JUGEMレビュー »)
山田 庄一, 大藏 彌太郎, 吉田 簑助, 岩田 アキラ
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十月花形歌舞伎 染模様恩愛御書 細川の男敵討
ネコの具合もよくなってきたのでぶじ大阪に行ってきました。お友だちと楽しくお茶をして心斎橋でお別れし、御堂筋線に乗ったとたんに人身事故で電車が止まり帰りの飛行機に間に合うか?って感じでしたがなんとか梅田に出て余裕で間に合いました……。

事前はセンセーショナルな部分ばかりが強調されて報道されていましたが、実際にお芝居を観てみると、どこかで見たことのあるような仕掛けとか効果などがたくさん織り込まれたカクテルみたいな感じでした。お友だちは「USJの『バックドラフト』みたいな」と表現してて、無性にUSJに行きたくなってたりします。

NHK からだであそぼ 決定版 歌舞伎たいそう いざやカブかん!
NHK からだであそぼ 決定版 歌舞伎たいそう いざやカブかん!

このお芝居の個人的な最大の収穫、っていうか見どころは芝のぶさんだったかも!!っていうくらいかわいかった……。勘太郎さんのケガもあって中村屋さんの巡業でも大活躍だったようですが、もっと芝のぶさんを歌舞伎座の舞台で拝見したいな〜と思わされました。もうあと1週間で千穐楽だし、以下ダラダラとネタバレしつつ思ったことを書いておきます。
評判になっていたナレーションの講談についてはあまり違和感は感じなかったのですが、冒頭、盆がぐるぐるぐるぐると回転するのでいきなり、酔いました(爆)。

あとは、一幕目と二幕目はまったく別のお芝居?っていうくらい違ってたな、と。一幕目の数馬(愛之助さん)は形は男だけど仕草とか声とかは少年、というよりは女性みたいに見えます。衣装も華やかなのをどんどん「お色直し」していくし。

ところが、幕間を挟んで二幕目になると髪が切り下げ(?)になって声も低くなって「男」に変わっているような。それに呼応する感じで、一幕目は友右衛門(染五郎さん)と恋愛関係にあるのが二幕目は恋愛モードではなく兄弟関係になっていて話題の「衆道臭」があまり感じられなくなったような。

その証拠、というのもおかしいのですが一幕目、1階席では衆道系の動きがあるたび、照れ隠し?のように観客席から必ず笑いが漏れる感じがあって、いやいや、観客席でダメ押さなくてイイのに、みたいな感じでした……。二幕目ではそういう笑いがぐっと減ったようだったので。

冒頭に書いた芝のぶさんは8月の納涼歌舞伎の二部の「吉原狐」でめちゃかわいいあのヒトは誰!とい思っていたのですが、今日も薄幸な図書の妻1号いよと、いよにそっくりだけと友右衛門の妹の図書妻2号きくをきっちり演じ分けられていて素晴しかったです。声の感じなんかはむしろ春猿さんより好きだな〜と思いました。

もちろん、春猿さんは春猿さんの独特の雰囲気があってそれが最大の武器だけど。

それと、やっぱり憎まれ役を一身に背負った感じの猿弥さんの熱演あったればこその友右衛門&数馬だよなぁ、と思いました。

二幕目の図書を巡る立廻りが壮絶でした。番附をみると立師は医者の玄庵を演じていた幸太郎さん。かなり速い太刀さばきでちょっと感動しちゃったです。なので「死骸を運び出せ」って殿様が言ってるのに壮絶に死んだ図書がハァハァしてるのが見えちゃって(汗)。

段治郎さんの爽やか殿様に当然、惚れ惚れです。ただ、奥方が吉弥さんだったら、翫雀さんみたいな感じがどっしりしていて似合うかな、とも想像してしまいました。インテリでスパッと思考を切り替えて捌ける、みたいなの、翫雀さん似合うじゃないですか。

もちろん段治郎さんに大きいお役がくるのはウレシイのですがw 殿様ご夫妻の火事場装束、素敵でした。

かわいさ余って憎さ百倍状態のあざみ(春猿さん)は3月の「當世流小栗判官」の第二部を思い出させます。3月と今月の間に7月の鏡花まつりが入っているせいか、嫉妬のプルプルな感じがよりリアルになってた感じ。でもやっぱり今月、すでにちょっとお疲れかしら、と双眼鏡を覗きながら思いました。

澤瀉屋さんの延夫さんと欣弥さん八面六臂の大活躍…。延夫さんの小悪党ぶりと、その前のイヌの声を出しながら逃げていく中間の宅助に釘付けでした。

それと、二幕目の幕開き、みんながぐっと引き込まれた「歌舞伎たいそう」に出てきていた國矢さん。白塗りのお顔をするとちょっと信二郎さんぽく、キョドってる感じがすごいよかったです。澤村藤十郎さんのお弟子さんなのですね……。なかなか舞台ではお目にかかれないのかしら。

肝心の火事場なんですが、まず、松竹座にあれだけの仕掛けを仕込む場所があるということに軽い感動(スミマセン)。さらに「火の粉」が客席に向かってごーっと向かってくる感じは、やはり3月の「小栗判官」のラストでこれでもか!!!!というくらいの雪が(「ドリフ」だったらギャグになってしまう)どっばーっと落ちてきたのを思い出しました。

染五郎さんの壮絶シーンは「かんじんちょう」で台無しになっちゃったのではないかと………。

とはいえ、舞台上で瞬間的に本火が燃える仕掛けもあって、見応えありました。舞台の後ろがスクリーンになってそこに火が映ってるのは7月の歌舞伎座の「海神別荘」の海底や「天守物語」の空を思い出しましたし。

猿之助さん、玉三郎さん、ちょっと勘三郎さん(染五郎さんと愛之助さんが手に手をとって下手通路から上手通路を一周するのは勘三郎さんチック…と思った)それから古典的な歌舞伎の手法、などなどの「ハイブリッド」で歌舞伎に新しい命が吹き込まれていくのだなと感じた3時間でした。

きょうの舞台でいちばん寂しかったのは大向うをかけてる方が多分おひとりしかいなかったことでした。まさか7月みたいに「禁止」ってわけじゃなかったと思うのですが、ツケも全開だったし、もっと聞きたかったです。

番附も舞台写真満載の上に稽古のときのお写真や座談会も入っていて読み応えがしっかり。取り寄せた「LEAF」で使われてた写真は松竹提供だったのね、当然ながら…。お稽古のときの写真写りは段治郎さんと薪車さんがダントツによく見えました。染五郎さんは眉毛描いてください………w コワイから。写真のコラージュから出演者の方々の熱気が伝わってくるようでした。
| 大阪松竹座 | 23:57 | comments(2) | trackbacks(1) |
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| - | 23:57 | - | - |
HineMosNotariさん、こんにちは〜。

>>延夫さん、國矢さんと、やはりrukoさんとはツボが近い

延夫さんが気になったのは7月の「夜叉ケ池」の鯉七で口跡がすごくいいな〜って思っていたからなんですが、國矢さん観ただけで大阪まで日帰りした甲斐がありましたw

私もUSJ行ったことないんですが、要するにテーマパークのアトラクション的だったというところでは皆さん一致するところかな、と。

「はらわた取り出し〜」みたいな場面って歌舞伎はときどきあるじゃないですか。勘平腹切もそうだし、3月の小栗判官の浪七の最期も。でも「何となくスプラッタ」にとどまっているので今回のアレはちょっと、ってついつい思ってしまったのでした。

大向うさんについては、先月歌舞伎座で1500人の団体が入った日に混じっちゃったことがあったんですけど、一幕目でほとんど大向うがかからなくて寂しいな、って思っていたら二幕目の「籠釣瓶」には大向うさんが動員されてましたw 役者さん側があってもなくてもどっちでもいい、という感じだったのかもしれないですね。

むしろ女声とかがかかるよりはよかったかな、と今になってちょっと思っていたりして(爆)。
| ruko | 2006/10/29 2:40 PM |
お邪魔しま〜す。
USJの『バックドラフト』、体験したことないんですが、(というかUSJに行ったことがないんです(^_^;)やっぱり、こんな感じなんですね〜。

しかし、延夫さん、國矢さんと、やはりrukoさんとはツボが近い♪ お二人の舞台写真も欲しかったですね♪

「かんじんちょう」は、個人的にはベタベタなスプラッタシーンを展開されるよりは、助かったところですが、rukoさんのように感じられた方も多いみたいですね〜。

あと、大向こうさん。私が見た日は夜の部は貸切公演だったし、昼の部も平日だから少ないのかと思ってたんですが、土日もあまりなかったんですね。
でも、あの火事場の轟音のなかでは、かなり大声を張り上げないと、聞こえないかも・・・。
| HineMosNotari | 2006/10/29 12:27 AM |









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2006年10月:松竹座「染模様恩愛御書」
◆観劇位置 昼の部:3階1列目♪ 夜の部:1階3列目!! ◆演目について 筋書きみると過去に結構上演記録があります。が、一番最後は昭和10年(^_^;) まさに復活です。 まずは、細川家における大川友右衛門の忠義話があって、 「男色」要素のからむ数馬の仇討ちの話
| のたりずむ♪ぷれ 〜門耳(カドミミ)〜 | 2006/10/29 12:14 AM |