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歌舞伎座入口の「鳳凰」

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舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言
舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言 (JUGEMレビュー »)
山田 庄一, 大藏 彌太郎, 吉田 簑助, 岩田 アキラ
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俳優祭昼の部 番外編 喧噪のなかで

幕間の模擬店は1時間。割と「広く浅く」な私には時間がうーんと足りないかと思ったのですが、役者さんのところに見えるお客さんの多くは握手を求めたり、手があいているときは結局ツーショット写真を撮ってもらったり「直接的触れ合い」を求める人が多数派。


私はひねくれているのでそういう役者さんたちの生の姿を見ているだけで満足なので意外とさらさらっと行きたいところにほとんど行けてしまいました。といいつつ翌日しげしげと模擬店マップを見てみると

・彌十郎さん&亀蔵さんのフリーマーケット
・團蔵さんのあんぱん
・三津五郎さん・秀調さんのおでん屋
・東側売店の芝雀さんや左團次さん

をスルーしてしまっていたのに気づいたりして(泣)。

だいたい満足して自席でひとり、萬次郎さんから購入したアイス最中を食べながら休憩していたら後ろの席にいらしたおじさまが声をかけてきて、しばしお話しすることができました。

「やっぱり、お目当ては海老蔵ですか?」

だったのが、今思い出しても笑えるんだけど……少し勉強になりました。


お年をきけばもう70代後半(見えなかった…どう見ても60代の後半)だというその方は50年以上歌舞伎を観てらして最近は

「家柄もあって脇に回れる役者がいなくなった」

ことがいちばん寂しいのだそうです。いま、その例としてあがったのは左團次さんでした。例えば今月の團菊祭なら市蔵さんがやってらした「切られ与三郎」の蝙蝠安は、格からすると本来は松緑さんあたりがやってもいい役、という解説でありました。

今月、昼夜とも光っていてとても素敵だった松緑さんに関しては

「気がついたら(旧・「新・三之助」の)3人のなかではいちばん芸格が上になっていた」

とベタ褒め。11代目の團十郎さんが「エビ様」としてひかり輝いていた時期に舞台を観ていた身としては当代は台詞回しがどうしても現代的になってしまうのが残念なのだそう。

そのほか、私がいま気になる役者さんのお名前をあげたのでそこから話が発展してその役者さんを褒めてくださったり、10分ほどかなり密度の高い会話があったのですが、いちばん心に残ったのは

「とにかく、芝居を観続けること。決めつけないこと」

ということばでした。余裕がある限りお芝居を観ていきたいなぁ、としみじみ思わされる重みが、ありました。
| 劇場での楽しい話 | 15:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
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