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歌舞伎座入口の「鳳凰」

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舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言
舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言 (JUGEMレビュー »)
山田 庄一, 大藏 彌太郎, 吉田 簑助, 岩田 アキラ
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團菊祭五月大歌舞伎 夜の部
というわけで千穐楽が終わってから半券(幕見も入れて)数えたら夜の部だけで7枚あったダメ人間です。っていうか、先月より行っている。

終了〜〜〜〜〜。




十七代 市村羽左衛門聞書―歌舞伎の小道具と演技
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今月は歌舞伎チャンネルで7回も出演した市村羽左衛門さんの「芸に生きる」をやっていたのですが、本当に道具やいろんなことにお詳しくて「へー」連発で観ていました。

その羽左衛門さんのご次男であり、歌舞伎を観始めたころにすごく大きなインパクトがあったPARCO歌舞伎に出てらした萬次郎さんの「女暫」(羽左衛門さんの七回忌追善)も大好きでした。

とどめが「め組の喧嘩」。すべてにおいて私が初心者としてオススメできるコンパクトなつくり(NHKなんかでよく行っている「時代物」→「舞踊」→「世話物」のパターン)になっていたのが今月の夜の部だったと思うのも大きかったです。

とにかくチケットWeb松竹で戻りをチェックしまくって満喫した1カ月でした。
一.女暫

舞台狭しと歌舞伎「らしい」さまざまな趣向を凝らした拵えの登場人物が並び、素敵なディナープレート(おせち料理でもいいけど)を前にどれからいこうか、という感じで双眼鏡を覗きますw

菊之助さんの女鯰、キレイ。轟坊震斎の松緑さんは愉快な拵えで飄々としていて、これもイイですね〜。松也さんも梅枝さんもハンサムだし、いちばん下手の腰元衆のなかに千壽郎さん発見!

腹出しの亀三郎さんもお腹の底から声が出てて、素敵。

立役の方は特定のポーズを取っているときは両足の親指をぐっと上げて踏ん張っているのが型みたいですね。去年、「車引」の松王丸を演じた染五郎さんの親指があまりにも長いんでそこに目が行ってしまって松緑さんとかのには気がいってなかったんですけれど…。

今回、亀三郎さんは座っている間たぶんずっとピンと親指をたてて座っていたと思います。他の腹出しの皆さんはやってたりやってなかったり(汗)。

お友だちが海老蔵さんの腹出しを見て



「デビルマン」と言っていたのですが、その後はいつも登場のときそれを思い出して笑いをこらえる状態でした。

中盤を過ぎて「し〜ばら〜く〜」の声とともに萬次郎さん登場です。広げた袖部分は三升ではなく市村の橘が。萬次郎さんの声はとにかく独特なのですが、それがこの巴御前の役にすごくハマっていました。

すべて終わってから「おお、恥ずかし」って照れるところもかわいいし、幕が引かれてからの三津五郎さんとの絡み、六方をちょいとやってみる、というところも本当に愛らしい感じで、とってもとっても楽しい一幕でした。

二.雨の五郎/三ツ面子守

ふたつめの舞踊は「家元」ふたりの登場。雨の五郎は松緑さん、子守は三津五郎さんです。

松緑さんの五郎の拵えは以前、花形歌舞伎で観た進之介さんと同じ白ベースのものでした。松緑さんは体型は確かにポチャだけど、こういう拵えをすると全く感じないし、身体の動きにはとてもキレがあって、ひとつひとつの動きを見ていて気持ちいい〜。

もちろん下駄を履いた脚の捌きにハラハラ、なんてこともなく。そして、無駄にニヤニヤもしていなかったしね(爆)。

筋書の写真には頭巾を外した後の写真も載っていたのに、舞台写真は頭巾をかぶったのしかなくて残念でした…。

三津五郎さんは三津右衛門さんを後見に広い舞台狭しと踊ります。お面をつぎつぎに付け替えていくのも手慣れたもので、これもまたあっという間でした。

三.神明恵和合取組(め組の喧嘩)

とりあえず一回目見てから友だちにこんなアホアホメールをケータイで送りました。

亀三郎さん揺れるハート
梅玉さん揺れるハート揺れるハート!?
時蔵さん揺れるハート揺れるハート揺れるハート
菊五郎さん揺れるハート揺れるハート揺れるハート
松緑さん揺れるハート揺れるハート揺れるハート揺れるハート揺れるハート

という感じでしたw 梅玉さんはいつもクールすぎてかっこいいなと思ったことがあまりないんですけど(笑)ラストの喜三郎さんの梯子アクションは、初めて観たときはちょっとどうしようかと。

時蔵さんのおはまさんは気が強くて、でも辰五郎さんが心配でたまらない様子がとてもよく出ていてステキだったです。飛び道具をちゃんと用意して覚悟しているあたりも、出て行く辰五郎に火打石の清めをするのも、どれも江戸っぽくてよかったです。

火消しのみんなに今の泉岳寺あたりから浜松町あたりの地名がついてるのも、中学/高校とあの近辺に住んでいたので懐かしかった。
例:伊皿子(いさらご)の安三(亀寿さん)、二本榎の若太郎(萬太郎さん)、芝浦の銀蔵(亀三郎さん)

そしてもう最初に襖をスパーンと開く瞬間から、藤松さん(松緑さん)loveでした。格好良過ぎる。さっきも書いたけどどうやったらあのぷにぷにな松緑さんがあんなかっこ良く変身出来るんだwww

お芝居って凄いな〜。

もちろん辰五郎の菊五郎さんがいて、のことですけど、皆が生き生きとお芝居をしているのが特に最後の立廻りに出ていたと感じました。

水杯をかわすとき、明らかに菊五郎さんが元気がない、というか気のない感じでやってるときがあって今思えば俳優祭の準備?とか思ったりもしましたが、そんな日は若い役者さんがちゃんと塀を登れなかったりする人が出たりするんですよね。

目が泳いだりしちゃうのが気になったりすることもある亀三郎さんですが今月はそんなこともなく鯔背に梯子を扱って「ヤー」っていう美声を聴かせてくれてもう何も言うことはありません。

いろんな人と観に行きましたが、還暦を越えて初歌舞伎、という私の「父」は、芝居の構成の巧みさに目がいったようです。

私は歌舞伎独特の「結論を出さない」ことにいつもほんのり違和感を覚えてしまうタイプなんですけど、彼が言うには、芝居には観客それぞれの贔屓がいるから、明らかにどちらかが悪役であったとしても、芝居の上でその人が悪いと結論を出さないのが逆にファンのためにはイイんだ、と。

めっさ納得してしまったw

ほかにも

・達者だった扇雀さんのところの虎之介くん
・少年から大人に成長している萬太郎さん
・ちょっと不思議な萬次郎さんとこの竹松さん
・三津之助さんが乱暴に戸板に乗せてく若い衆(みどりさん?)

の話とか、書きたいことはいっぱいあったのですが…。来年もたのしみだなぁ。いや、まず国立の1月かw
| 歌舞伎座 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
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