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歌舞伎座入口の「鳳凰」

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舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言
舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言 (JUGEMレビュー »)
山田 庄一, 大藏 彌太郎, 吉田 簑助, 岩田 アキラ
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わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-
歌舞伎役者さんがふたりご出演ながら、歌舞伎とは演出もまったく違う通常の演劇ですが野村萬斎さんが主演ですし歌舞伎の「実盛物語」から30年後、というある意味後日談でもあるのでこのブログに感想を書くことにしました。

まずは期待の菊之助さん、じゃなくて亀三郎さんのほうから。歌舞伎以外のジャンルの演劇へのご出演は今回初めてとのことでしたが時代物というせいもあり立ち居振る舞いは慣れたものですし、顔つきもちょっと精悍になっていたのではないでしょうか。おヒゲは自前らしく、歌舞伎の先輩たちにからかわれてまんざらでもない様子が御本人のブログでも紹介されています。

亀三郎さんは肚から出るちょうどいい感じの艶のある声が絶品で私は歌舞伎役者さんのなかでは5本の指に入ると思っているんですけど、ふだんの大歌舞伎ではホントに哀しくなるほど出番が少ないんですよ。

なので今回六郎というとても複雑で難しいお役をこなしてらして、これだけで一瞬席を買い足したくなりました(コクーンはお尻が痛いので買い足しはしませんが)。偉大な父(や祖父)を持ち、混沌のなかで自分の生き様を模索しなくてはならない、というのはご自分にもかさなるんじゃないかな、と。

一方の菊之助さんは予想を超えて軽やかでした。設定を私もよく事前に飲み込んでいなかったせいもあると思いますが、これから観に行く方は1階席がラッキーです。私は高いところから指をくわえて観ているだけでした。

萬斎さんも負けずにおじいちゃんを軽々演じています。後述しますが原則重い芝居が重すぎなかったのはこの萬斎さんと菊之助さんの掛け合いが随所にあったればこそだったかも。

さて、お芝居本体ですが

1.蜷川さんの演出の芝居でこんなに笑ったのは初めて。

2.劇場全体、スモーク焚き過ぎてけむい。

3.蜷川さんの演出だと思うけど、割と早口で一息に台詞を言わせるので、発声の基礎ができてる人とできてない人で、ものすごく芝居の印象に差が出ていた。抜擢されたと思われるのに小型犬がむずかって吠えてるみたいでその場ぶちこわし、ってな方も。

4.平維盛役の長谷川博己さん、いまどきなら「KY」な御曹司を好演。でもほかの役者さんではあまり気にならない現代的な体格(細くて顔小さい)が鎧を着てもそのまま目立ち、なんかそこだけ21世紀だった。

5.五郎(菊之助さん)、お父さん(実盛=萬斎さん)の公達化粧を御手伝いすること「だけ」はできたのは、なぜ?

| 東京の他劇場 | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
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