<< October 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
+kabuki photo

歌舞伎座入口の「鳳凰」

+RECENT COMMENTS
+RECENT TRACKBACKS
舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言
舞台裏おもて―歌舞伎・文楽・能・狂言 (JUGEMレビュー »)
山田 庄一, 大藏 彌太郎, 吉田 簑助, 岩田 アキラ
<< 前のめりな勘三郎さん | main | 四月大歌舞伎 伊勢音頭恋寝刃 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
「大向こう」を考えた
「平成若衆歌舞伎」の公式ブログに「大向こう」についてのエントリが出ていました。驚嘆。今度の公演で「大向こうをかけてみませんか」と呼びかけていました。エントリはコチラ

いまのところ2回行く予定ながら一気にテンションが……。渡辺保先生とのトークの折に、愛之助さんは「大向こうをかけると励まされる」と発言してらしたそうなので、それを受けてのことなのかな、と納得はしています。

でもヤダ。絶対ヤダ。

みる知る歌舞伎---どれから観る?厳選おすすめ71演目 歌舞伎座徹底ガイドで遊びつくそうみる知る歌舞伎---どれから観る?厳選おすすめ71演目 歌舞伎座徹底ガイドで遊びつくそう

JTBパブリッシング 2006-01
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

→初心者的にはかなり参考になりました。「大向こう」をかけることは奨励してません(汗) 愛之助さん、亀治郎さん、松也さんという若手にインタビュー。このラインアップは何を狙っているのか気になる今日この頃です。

1月から歌舞伎を観に行くようになったばかりですが、歌舞伎座の3階席からスコーン!と大向こうが決まったのを聴き「あぁ、歌舞伎観にきたなぁ」と至福の一瞬を味わえるときもあれば「や〜め〜て〜」と心の中で叫んでいるときもあります。

これはとても感覚的なものなので「是か否か」と結論は出せないことだと思います。ただ、数少ない経験から、個人的には以下のことを感じています。

(1)相対的に女性の大向こうは舞台の雰囲気にそぐわず、タイミングはたぶん合っていても、場を壊していることが多い
(2)大きな声でスカッとかけられない踏ん切りの悪い大向こうはかけないほうがマシ
(3)下手な大向こうがかかると、かけた人に「コラァ」と思う一方で、かけられた役者さんになんとなくネガティブなイメージがわいてしまう

以下「誰が、どんなタイミングで大向こうをかけようが客の自由」と思っている方は、読まない方がいいのでご了承ください(汗)。
初めて「観たい」と思って出かけた歌舞伎は1月の松竹座。そこで初めて経験した大向こうが「あいのすけ〜」という女性の声で、それも座ってる席の斜め後方からかかったので衝撃波をもろに食らった形でした。

そのとき感じた違和感はいまだにうまく文章にすることができません。「なぜ」の論理部分はすっ飛ばして、生理的に気持ちよくなかった……。2月に歌舞伎座デビューを果たした際に小気味いい大向こうを聴いて気分が高揚したのと同時に「あれは一体なんだったんだろう」といまでも考えているほど。たぶん同じ方の声を3月の歌舞伎座で聞いたときは泣きそうでした。

歌舞伎はまだあまり観ていませんが、学生時代は小劇場の芝居などもちょくちょく足を運んでいたので、舞台を観にゆくのは「演じている役者さんと観客の一体感」を楽しむこと、と心得ていて歌舞伎ならではの大向こうの効果はイイなぁ、と感じるのと同時に外すとあまりにもイタイっていうことなのか、と思ってます。

女性が大向こうかけてもいいじゃないか、っていうことに関しては反論する材料を持っていないので何とも言えませんが、特に女性で、愛之助さんに大向こうをかけてみようかとワクテカしてる人は決行する前に一度歌舞伎座の幕見席で雰囲気と大向こうの効果を実際に感じてほしい。歌舞伎座でかかる気持ちいい大向こうを自分がかけられるかどうか、たぶん行ってみたら納得できるような……。

若衆のブログでは「練習してください」と2度も書いていました…orz たぶんこれは初心者の方に向けての呼びかけだとは思うけれど、どう練習しろというノカ、としみじみ。

大向こうは大きな声で役者さんの屋号を言う、というだけではなくて、ツケ打ちのように役者さんにスポットライトを当てるような効果があるといつも感じます。

特に今度の若衆歌舞伎は新作なので、実際にできあがった舞台を一度観てみないと、どのタイミングでかけるのかを選ぶことも難しいのではないかと思っているので、ヘンに奨励されると本当につらいのですが……。

件のエントリでは愛之助さんに大向こうをかける前提でいろんな呼びかけ方を書いていました。その中に

「六代目(これはあまり関東ではきかれません)」

とだけ説明があります。モノの本によると「六代目」といえば名優「六代目菊五郎」、いまの菊五郎さんのおじいさまを指すものだそうなので、古くからの歌舞伎ファンの方には抵抗があったりするらしいです。そういう説明もちゃんとしてあげてほしい。

最後に「ハズした大向こうがもたらすネガティブ効果」について。私は愛之助さん贔屓なのでハズした「あいのすけ〜」みたいな大向こうはただひたすら、いたたまれなくなるだけですが(汗)、よその役者さんにおかしな大向こうがかかると「ちょっと!!○×屋さんの贔屓はイケてねえなぁ」ってつい思ってしまうことに気づきました。

ということは大向こうを奨励している愛之助さん贔屓の観客がおかしな大向こうをかけると、愛之助さんの価値が下がることにつながるのではないかと余計な心配をしてしまいます。

ベテランの歌舞伎愛好者さんらしい方たちのブログなどを読むと、大向こうだけじゃなくて拍手に関しても「最近の客は拍手し過ぎ」って書いていて「マジで?」と思ってしまうくらいなんですよね。

そこが「伝統芸能は敷居が高い」とかいう分岐点になっても困るんだけど、歌舞伎みたいに長年の愛好者がいっぱいいるところに入っていく初心者はやっぱりそれなりに「空気を読む」ことが大切だと思います。

ホント、歌舞伎座の幕見だったら700円とかで雰囲気は十二分に味わえます。幕見のレポートはコチラ。平成若衆歌舞伎を観に行きたいっていう人はぜひぜひ、歌舞伎座の幕見で空気を読むことを勧めたいと思います。

って書いたけど5月は「團菊祭」で昼の部は土曜日全部売り切れているくらいだから幕見もけっこうハードル高いかもしれないんだよね。

あー、かなりブルーです。
| 初心者日記 | 19:20 | comments(2) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 19:20 | - | - |
hana-fujiiさん、初めまして。コメントどうもありがとうございます。

播磨屋さんのご贔屓の方って5月の演舞場の公演のときも思いましたがお着物のセンスも素敵な方が多くてヘンな大向うとは対極にあるご贔屓さんだと思ってたのですが、残念な経験をしてしまわれましたね……。

この記事を書いたころは贔屓の役者さんにヘンな大向うがかかることが多くて辟易していたのですが、そうですね、7月以降は当たってないかも…特に女声は。

男の方でも自信なさげにかけたり、ワンテンポ遅れてかけてズルッ!みたいな方もいるので難しいところですけれど、やっぱり女の人の声はもう一つ大向うには適していないような気がやっぱり、しています。

お話は変わりますけれど、本当に今月の吉右衛門さんの内蔵助はよかったですね。2回観たかったのですけれど切符が完売ということでどうしようもありませんでした。吉右衛門さんがこだわっている古典系の歌舞伎は好きなので、たぶんお出になっていたらこれからも確実に観にいっていると思います。

またよろしくお願いいたします。
| ruko | 2006/10/31 11:56 PM |
はじめまして。
とても参考になります。
私も一歌舞伎ファンとしてとりあえず毎月1度は歌舞伎座もしくは演舞場に一生懸命通っております。
「大向こう」に関しては思いっきり同意見であります。先日も国立劇場にて忠臣蔵を堪能してまいりました。(実は播磨屋ファンです)千秋楽で、客層もご年配の方々、皆様品の良い方ばかりだな・・・と安心しきって没頭しておりました。
すると・・・女性の掛け声が・・・しかも場違いな「大向こう」!!歌舞伎の雰囲気は演じる側と上手な「大向こう」さん達の努力によってすばらしい空間が出来上がっていくものだと常々感じております。
女性の「大向こう」は正直言って反対です。
もちろんファンの方でしょうけれども、もう少し控えてくださると有難いと感じます。ネ。
| hana-fujii | 2006/10/31 2:10 PM |









http://kabukinote626.jugem.jp/trackback/54