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2006.04.21 Friday
前のめりな勘三郎さん
前の週の玉三郎さんに続き、NHKの「生活ほっとモーニング『この人にトキメキッ』」に勘三郎さんが出演しました。コクーンでものすごい後味の悪さを感じて帰ってきていたので、その「謎」がわかるとイイなっと思ったのですが、ちょっとわかったような気がしました。
いちばんトキメキッだったのは司会の黒崎アナだったに違いない(汗)。よくも悪くも、この写真集の表紙が勘三郎さんを体現してるのかも、などと思いました。 勘三郎さんは「もちつけ!」と言いたいくらいこれまた前のめりにどんどんおしゃべりする方。グイグイ引き込まれるというか勘三郎さんペースで話を聞いてしまってそれがかなり楽しいのはたのしいです。
ただ、それが勘三郎さんのつくる歌舞伎、となるとちょっと違うような気がするんですよね。 誤解を恐れずにいえば、キーワードは「なれなれしさ」あるいは「狎れ合い」と、観客との一体感を混同している感じ。もっと言うと「歌舞伎は新しくなきゃいけない」っていうことにとらわれ過ぎているのでは、ということです。 まず「狎れ合い」。番組では黒崎アナの舞い上がりぶりがハンパではなく、それが相方の内田アナにも伝染してるのがイタかった。自分を追っかけだと言っていたし「いつもありがとね〜」なんて勘三郎さんに言われているところをみると、勘三郎さんに認識されているご贔屓さんなのでしょう。 なにせ番組なんだから、そんな楽屋ですればいいようなお話はOAでかわすべきじゃない、と思っちゃうわけです…。 私は出待ちなんかとんでもない!と思ってしまうタイプ。4月、松竹座に行った時、愛之助さんの楽屋に行けるという話も10人を超える人数でどやどやと押しかけるなんてカッコワルイと思って断ったくらいでw 贔屓の役者さんから親しく声をかけてもらってうれしくないファンはいないから、勘三郎さんはこうして愛敬をふりまきまくって着々と「中村屋命!」なファンを増やしているのだと思います。 だから、公演は当然その延長で、オレを観にきてる客を楽しませたい、っていうのが前面に出てて、私はコクーンからそういう臭いを濃厚に感じて引いてしまったんだろう、と思いました。 続いて「歌舞伎は新しくなきゃいけない」の追究し過ぎ感。番組ハイライトで出てきた「野田版研辰(とぎたつ)の討たれ」「平成中村座ニューヨーク公演」のクライマックスシーンを観て、違和感がありました。 理論はきっと、正しいんですよね。江戸時代に発展した歌舞伎は「テレビのワイドショー」的に瓦版のネタになっていたような事件を題材にして、それをどんどん演目として取り込んできた。だから、自分たちは新しいものを取り込まないといけないんだ、という。 けど、その取り入れ方が、なんだか私が想像してたのと違った、っていうことに尽きるんだと思います(汗)。勘三郎さん本人も「嫌いな人はものすごく嫌いだから」って自覚しているようなので(大汗)。 私自身も、なぜPARCO歌舞伎はinでコクーンはoutなのか、って説明してよ、と言われるとうまく説明できない……。「好みの問題」あるいは観客それぞれが「歌舞伎」をどういう舞台芸術であるととらえているかによってストライクゾーンの位置が決まってくるのだとしか今の自分の能力では説明できません。 コメント
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