2010.03.30 Tuesday
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kabuki雑記帳初心者rukoの歌舞伎観劇記録&初心者向け情報 |
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2008.06.30 Monday
平成20年度公文協中央コース 松竹大歌舞伎 中村信二郎改め二代目中村錦之助襲名披露
東京都・大田区民ホールアプリコにて というわけで夏・巡業の季節がやってまいりました。私は中央コースは初日のきょうと、短い夏休み?を兼ねて今や「篤姫」ブームに沸いているという鹿児島に行ってみる予定です。台風とかこないでほしいな……。 さて、会場のアプリコは外はガラス張りのモダンな建物でことしで10周年らしいです。歌舞伎が行われる大ホールは1階席と2階席があり、収容人数は1470人!それと、席に客を案内するなどのスタッフが去年かな?行った小平市のホールなどと比べるとケタ違いに手厚い。大田区、お金ありますな? さて、平日の微妙な時間の開演でお客さんがどれくらい集まるのかなーと興味津々だったのですが(はっきり言って勤め人にはキビシイ1630の開演時間…)客席は1階は7割くらいは埋まっていたのではないかと思います。 さてそれではざざーと「初日」(厳密には2回目だけど)の雑感。一応内容ネタバレしているのでたたんでおきます。 2008.06.29 Sunday
赤坂大歌舞伎、結局切符買いました
「段治郎」の3文字に負けて赤坂ACTシアターの先行発売で切符を買ってしまったんですけど……。膝の治療で8月の新作を休演するほどなのに、9月、赤坂にご出演なさることができるのか心配です。 さて、ACTシアターの切符購入システムですが、開いてみたら博多座のとよく似ていました。それもそのはず、e-tixがやっていたので似てるもなにも基本的には同じだった、と。住所や名前を入力しないといけないのが面倒くさいか、ユーザー登録するのが面倒くさいか、ビミョーなところでした。 こういうときはいつものんびりしてしまっているので発売から2日めに購入を試みたのですがS席は真ん中より少し後ろの最上手になってしまい、結局それなら、と2階席にすることにしました。吉と出るか凶と出るか、行ったことのない劇場なので楽しみではあります。 2008.06.28 Saturday
7月3日の芸能花舞台は「宮島のだんまり」
NHK教育テレビで放送している「芸能花舞台」。3日は昨年11月の顔見世(歌舞伎座)で上演された「宮島のだんまり」です。 傾城浮舟太夫実は盗賊袈裟太郎 福助 平相国清盛 歌六 大江広元 歌昇 畠山庄司重忠 錦之助 ほか (NHK公式より) 楽しみだな〜。放送は教育テレビで 木曜日 14:00〜14:44 で、再放送は 土曜日 5:15〜5:59 日曜日 23:30〜24:14 となっています。 2008.06.27 Friday
歌舞伎座百二十年 六月大歌舞伎 昼の部
今月は、それ自体は後悔してませんが想定外の出費を博多座でしてしまい、チラシを見てもあまりなじみのない演目だったので歌舞伎座の昼の部はパスしようと思っていました。ところが周囲の歌舞伎つながりの方たちから出番も多くいいお役であることを次々に言われたので、勉強のつもりで観に行くことにしました。 一.新薄雪物語 ひとことで言うと息子と娘の愛を成就させるために、そのふたりが受けた不忠の疑惑を晴らすため両家の父が腹を切る、そんな物語(略しすぎ?)。というわけで息子と娘は儚げで美しくないと物語が成立しないと思います。 そこで、錦之助さんと芝雀さんがとても美しかった……。 もう私はそこで満足してしまい、肝心の父たち(幸四郎さんと吉右衛門さん、芝翫さんと魁春さん)の物語は「おまけ」となってしまいました。不思議なことにあれほど恐れていた睡魔はやってこず、意外にも楽しく観てしまったのですが。 でもびっくりしたのはそれぞれの役者さんの出番が少ないこと。例えば染五郎さんと福助さん、段四郎さんは序幕だけだし、魁春さんと彦三郎さんは二幕目の詮議の場のみ。そういう意味でとっても贅沢です。 でも、あのくにゃくにゃした福助さんの籬(まがき)はどうかと思いました。お姫様の筆頭秘書(笑)なんだからもっと凛とした感じがほしかったのにな〜。 あとは印象に残っているのは「水奴」と呼ばれる人たちと繻子奴姿の染五郎さんの立廻りです。とはいうものの、先月たっぷり菊五郎劇団のスピーディーでワイルドな立廻りを観ているのでおっとりした感じは否めず。あと「水奴」という名前なんだけど襦袢が赤くて髪の毛はざんばらなのでなんか締まらない感じなんですよね。そういう人たちがわーっと舞台上にいっぱいいると、暑苦しいかも。 三幕目の園部邸の場は、吉右衛門さんと幸四郎さんの熱演もあったけど私は芝翫さんがいちばんすばらしかったと思いました。 二.俄獅子 これもやっぱり立廻りにもうひとつ見応えがほしかったw 久しぶりに松嶋屋さんの千志郎さんが纏を持って登場するのを発見。ここをガン見(笑)。家に帰ってからずっと違和感について考えていて、ほかの観劇ブログを読んでて降臨したんですけど、デジャヴだったんですね。「新薄雪」の立廻りも、俄獅子の立廻りも染五郎さんだからなんか既視感があったんだ、と。 2008.06.26 Thursday
第四十四回 吉例 顔見世 信二郎改め二代目中村錦之助襲名披露
2008年10月1日〜25日 はやくも一部の皆さんが盛り上がっていますが、10月・御園座の顔見世の演目と主な配役が出ました。御園座は切符の値段が高いという印象があるのですが今回は襲名のご祝儀もあってかさらに高いような?
特別席:23,000円 一等席:21,000円 二等席:13,000円 三等席: 7,000円 昼の部(11:00〜) 一.天満宮菜種御供 時平の七笑 藤原時平公 我當 判官代輝国 進之介 菅原道真 彦三郎 二.京鹿子娘道成寺 道行より押戻まで 白拍子花子 坂田藤十郎 所化阿面坊 扇雀 大館左馬五郎 翫雀 三.祇園祭礼信仰記 金閣寺 此下東吉後に真柴久吉 信二郎改め錦之助 雪姫 時蔵 十河軍平実は佐藤正清 彦三郎 狩野之介直信 秀太郎 松永大膳 三津五郎 夜の部(16:15〜) 一.鶴亀 女帝 時蔵 鶴 梅枝 亀 萬太郎 二.修禅寺物語 夜叉王 富十郎 源頼家 錦之助 春彦 翫雀 妹娘楓 扇雀 姉娘桂 時蔵 三.河内山 河内山宗俊 三津五郎 松江出雲守 錦之助 和泉屋清兵衛 彦三郎 家老高木小左衛門 我當 四.藤娘/供奴 藤娘 藤の精 扇雀 供奴 奴駒平 翫雀 2008.06.23 Monday
六月博多座大歌舞伎・昼の部〈2日目〉
2日目も雨でした…。朝ちょっと早めに泊まっている天神のホテルを出てぶらぶら天神をお散歩。結局博多まで来て朝からスタバで休憩してしまいました。 きょうの席は前から2列目ですが花外(通称ドブ)。ただでも舞台が花道が邪魔になるのですが「対面」や「道成寺」は所作台が敷いてありますからもっと見えにくいです。 それでちょっとびっくりしたのですが、座席に薄めのクッションが置いてありました。最初座ったときは気がつかず、幕間に立ち上がって初めて気がついたのですが、このクッションがあるだけで少しだけ座高がアップするわけで、ちょっと見やすくなります。前日も昼夜通してお尻が痛いのにも効く! 博多座さん、すごいな〜。 一.寿曽我対面 2列目ってことはもろ七三の隣なんです。なので、五郎と十郎が出てきて最初ぐるぐるするところはもう目の前っていうか鼻息が聞こえるんじゃないか(実際は聞こえないけど)っていうくらいふたりが近く、滅多にないことですけどマジでコーフンしてしまいました。 残念ながらからみが終わった後は後ろ姿になってしまいますけど「うぉー、兄貴がこんな近くに、それも拵えをして座っとる!」みたいなところがアリ。最初切符を間違えて買ってしまったときは何でドブなんか、と思いましたがforzaドブ、みたいな感じになりました。このラッキーは次の演目にも続きます。 二.道成寺 花外に座っていると上手の袖の様子がよくわかってとてもおもしろい一幕でした。青ランプがぐるぐる回って音楽が変わったり、黒子さんが早変わりしている藤十郎さんの鬘を持っているのが見えたり。 いちばん見ていて「へー」と思ったのは裃後見の鴈成さんの動き。所化さんたちが花傘で踊るとき、その衣装の脱ぎ着を手伝って、全員がきれいにできているかチェックしていました。そういうのもお仕事のひとつなんですね〜。 この日の「舞づくし」は松也さん。それも翫雀さん指名1人目です。気合い入ってるな〜、と思ったらもうマジでカンペキな舞づくしでした。「こりゃめまい」で倒れるところなんかも含めて100点だったんじゃないでしょうか。 そして踊りはすすんで前方のみなさん期待の手ぬぐい撒き。普通は所化さんは舞台正面の袖から袖に並んでぽいぽいと手ぬぐいを下手投げで投げてくださるわけですが、今回は下手側の所化さんたちが花道に出てきてくれました。 先頭の方たちは先を急ぐ(だいぶ揚幕近くまで行ったはず)のですたすたいっちゃいますが、後ろのほうの3人くらいはわりとゆっくりこちらに近づいてきたので「ちょーだい」光線を出したところふたりくらいからレスポンスがあり、ぶじ1つ手ぬぐいをゲットすることができました。左字郎さんか音之助さんだったと思います。ありがとうございました。 でも近くを通った所化さんを見て初めてわかったんですけど相当の数の手ぬぐいを持ってるんですねw いつも好位置にいるときはもらえるかどうか夢中になってるから(爆) 三.髪結新三 中座したので(泣)レビューは省きます。勝奴にもう一度会いたかったな〜。 2008.06.23 Monday
六月博多座大歌舞伎・夜の部
50分の「休憩時間」はさすがに疲れてどこにも行く気力がなかったのでリバレインの1階にあるドトールに潜伏していざ夜の部へ。昼の部、道成寺あたりで襲ってくるのではと思っていた睡魔が襲ってこなかったので懸念はしていたのですが、やはり…という感じでした。観劇位置は1階U列(特B席)。 一.菅原伝授手習鑑 賀茂堤/賀の祝 賀茂堤はですね、秀調さんが出てきたところがすぽーんと記憶にありません。このところ劇場にいっても、疲れてても眠れなかったり(っていうか寝るなよ…)していたのですが、健康体に近づいている証拠かも。 時蔵さんの八重がめっちゃかわいかったのにどうしてあんなに眠くなったのかわかりません。 賀の祝は松王丸(翫雀さん)と梅王丸(松緑さん)の体型が似てて、「小顔のほうが、梅王丸」と言い聞かせながら観る感じでした。それと、いくらなんでも東蔵さんが千代っていうのは老けすぎじゃないかと。だってあとのふたり、時蔵さんと菊之助さんですよ〜? 最初でてきたとき、お姑さんかと思いましたもん。 と、華麗に桜丸(梅玉さん)をスルーして終わってしまってもよいでしょうか。おかしいな〜、梅玉さんすごく気になる存在なのに。 二.達陀(だったん) 去年の御園座で初めて観て「もう1回絶対観たい」と思った演目をこんなに早くまた観ることができてうれしかった〜!!!! 「青衣の女人」は坂田藤十郎さん。すっぽんから登場するだけあり、妖怪的ムード満点です。菊之助さんは妖怪、というより幽霊(影薄め)だったけど。集慶さん(菊五郎さん)もってかれないようにね!って声をかけたくなるような感じでした。流石というべきなのか。 でもやっぱり達陀といえば群舞。今回も凄かった〜。後ろすぎ、暗すぎて夜の部はこれだけしかご出演のない亀鶴さんがどこにいるか結局わからなかったのが悔しかったんですけど、相変わらずド迫力です。そんな中でもちょっと息が上がり目の人や少し遅れ気味の人などいろいろいてそういうのもまたおもしろいなかで音楽にぴったり合わせてシャキシャキと踊るサイボーグ梅枝wwwww 若いからだと思うけど、姿勢もきれいで目立つので本当に踊るロボット?って感じで人間っぽくなかったです、いい意味でw 三.白浪五人男 松緑さんの南郷を堪能。来月は亀治郎さんと亀鶴さんの顔合わせ、ちょっと観たかったような気もするけれど、3カ月続けては辛いので、あきらめます(ただ単に日程の調整がつかなかったというのもあるけれど)。 菊之助さんの弁天小僧は先月お父上のを拝見したので、初めて演舞場で観たときはそうは思わなかったのですが、やっぱりまだまだ楷書のお芝居だな、と思いました(エラソーですが)。でも、「もう化けちゃあいられねえ」のあたり、女から男に戻るところはやっぱり見るとドキドキします。帯をといて伸びをするところなんかはやっぱり菊之助さんのほうが圧倒的に若さを感じるので弁天小僧、17歳、というイメージには合ってるような。 勢揃いもなかなかきれいでした。忠信利平の亀三郎さんも、赤星十三郎の梅枝さんも…。先月の通しを思い出しながら、楽しく比較して観ることができました。 2008.06.23 Monday
六月博多座大歌舞伎・昼の部〈1日目〉
今回は個人的には「松緑祭」と思い、「対面」の五郎と「髪結新三」の勝奴の昼か、梅王丸と南郷力丸の夜(プラス達陀〈だったん〉)かさんざん悩み、坂田藤十郎さんの喜寿花子をまた2回拝見するのかとひるみつつも昼の部を2回観て帰るよう切符を手配しました。 福岡-羽田間はほぼ1時間に1便飛行機が飛んでいるので17:30福岡発の飛行機を取ったと思っていたのに確認したら1時間前の16:30の便を予約してました…orz 終演時間は15:45ですから終わってから空港に行ったらギリギリすぎます。涙をのんで髪結新三の白子屋の場の後いったん幕が引かれたところで帰ることに。 というわけで1日目は気合いを入れて臨んだ昼の部でした。ただし入れすぎて夜の部の菅原伝授手習鑑で悶死してしまいました………。 一.寿曽我対面 去年の南座で2回、今年2月に歌舞伎座でも観てるはずの「対面」なのに、なんかいつもと景色が違う?と思いました。私の思い込みでしょうか。工藤祐経は最初から上手の高座に座ってると思ってたんですけど???? なので並び大名の動きもいつもと違うように思ったんですが…ちょと混乱。並び大名は今回佐十次郎さんや名題昇進した梅蔵さんなど若い人たちが入っていたのでいつもとなんか景色が違う感じがしました。 梅玉さんの祐経は今回初役なんですね。最初配役を聞いたときはちょっと「お?」と思ったのですが意外と違和感はありませんでした。 で、五郎ですよ五郎…(苦笑)。揚幕の出のところから大音響、所作台を踏み抜きそうな勢いで登場。これが博多の人のツボにハマったのか、このあと五郎が何をやっても笑われる…。なんか不思議な光景になってしまいました。でも、今まで観てきた五郎の中ではいちばん好き(錦之助さんごめんなさい)。 十郎の菊之助さんはひたすらキレイキレイ。 それより気になっちゃったのが大磯の虎の松也さん。お悩み事でもありますか?という感じでなんか眉間にしわが寄っているような、苦悶の表情のように見える顔で座ってます。特に前半ちょっとキョドっていたような感じがして違和感がありました。もしかすると最近あんまり女方の松也さんを拝見してないからかも、と後で一緒に遠征していたお知り合いの方と話したりして。 特に下手側に座っている梅枝さんがひたすら淡々としているので対照的なんですよね。少将、そんなに淡々としながらぷるぷる震えてまた笑いをとっている松緑さんにお酒注がなくても、って感じでw そしてお話は大詰め。松江さんの出番なんだけど、なんか違うんですよね、松江さん。ブログとか愛読してるしお顔も二枚目なのに…やっぱりあの滑舌がどうしてもひっかかってしまいます。がんばってください! 二.京鹿子娘道成寺 道行から鐘入まで 博多でもパワー全開っす。どんどん若返ってる気がするのが怖いんですけど…。竹本連中やお囃子の観察にも余念がなく、楽しく1時間。この日の所化さんの「舞づくし」は梅蔵さんでした。 所化の選択権は翫雀さんにあるらしく聞くところによると一人目は必ず遠慮し、二人目に白羽の矢が立つとのことでしたが、この日梅蔵さんはまったく警戒していなかった模様。 1人めに亀鶴さんが指名されて遠慮してしまったので個人的にはがっかりしていたんですが、そのあと梅蔵さんがかなりしどろもどろになりながら「おしまい」となるまでハラハラの連続でした。せっかく名題昇進のことを紹介してもらったのに本人も悔しいだろうなぁ。 三.髪結新三 私の「初新三」は一昨年の歌舞伎座で幸四郎さんでした。というわけでもぐもぐ何を言ってるんだかよくわからない(爆)新三に何か違和感を感じて終わってしまったのですが、今回はすっきり楽しく観ることができました。 菊五郎さんの新三が時蔵さんの忠七の髪をなでつける場面の手の使い方の生き生きとした感じ。もちろん私は髪結いを本当に見たことがあるわけじゃないのですがすごく素敵なのです。段取りじゃなくて本当に「手際」という感じになっていて…。忠七を騙して豹変するところとかもゾクゾクしますた。 時蔵さんの忠七は前回観た門之助さんの忠七ほどなよなよしてはおらず、かといって強くもなくほどよく人がよく騙されてしまうところがよかった〜。時蔵さんはいい意味で「職人」だと思います。 カツオ売りはやっぱり菊十郎さん。声から仕草からもちろんカツオをおろすところまでサイッコーです。 勝奴(松緑さん)〜〜〜〜〜。私の座った席が悪かった。うまい具合に後ろのほうで控えているときはいつも新三とかぶってしまい惑星直列状態で全くガン見することができず。残念すぎました。辛うじて動いてるときに観て左右の眉毛の色の濃さが違うのはわかりましたが(爆)。翌日もちゃんと見られないのに、と心の中では涙、涙です。 左團次さんの大家さんには、楽しく笑わせてもらいました。 新三の物語的によくわからないのは、最後立廻りになって「ゴーン」で幕になっちゃうのは歌舞伎のお約束だから仕方ないんですけど、新三はあの一件以来もう髪結いは、やらなくなっちゃったの?自分もそういう髪型(=侠客的な)になってるし、というところです。筋書には「それからしばらくして」と書いてあるだけだし…。またこれから勉強していきたいと思います。 2008.06.22 Sunday
博多座情報追加(08.06)
去年博多座に遠征したときも劇場情報を割と詳しく書いた(コチラ)と思うのですがちょっとだけ追加します。 (1)アクセス まず、福岡空港から地下鉄に乗るときは進行方向(博多・天神)に向かっていちばん後ろに乗ってください。そこから出口7番に出ると雨の日でも濡れずに劇場に入ることができます。 (2)雨の日 また、傘立ての数もかなり充実しているので長傘を持っていった方もバッチリです。ただ終演後になると劇場の方の親切で傘立てが出入り口に近いところに移動していて、最初に置かれてあった場所と異なっていますので若干混乱するかも……。 (3)お弁当 飛行機で福岡に着いたけどちょっと早く着きすぎてしまったので今回は天神まで行ってデパ地下をみてみることにしました。開演時間までそれなりには時間はありますが余裕はもっておきたいので三越と大丸の地下を覗いてみたんですけど…………。 首都圏のデパ地下とラインアップはあまり変わらず、これはオススメ!というお弁当は売っていませんでした。岩田屋まで足を伸ばしてみればまた別だったのかもしれませんが、こういうところにエネルギーを投下すると睡魔さんの餌食になってしまうので…。でも次回、チャレンジしてみたいと思います。 前回のレポートにも書いた通り、博多座の中のお弁当も充実していますので無理することはないんですけどね…。福岡市営地下鉄はお隣の駅までは100円、というサービスをしているので天神からだと100円で中洲川端(博多座の最寄り駅)まで戻ってこられます。ただ、天神の駅で降りても、改札から天神の中心部までは10分近く歩きますのでお時間には余裕を持ってください。 (4)ディスカウント切符(学生さん専用) 画像を見ていただければわかる通りで、空席があった場合は全ランクの座席を半額で観劇することができる、という仕組みだそうで、私が観に行った2日目の日曜日は開演20分前を待っている方が数人いました。 その方たち用に椅子も出すなど、なんか博多座さんって親切な劇場だなぁ、と感心しきりでした。 (5)筋書・舞台写真 私が行ったのは後半だったので舞台写真が入ってしました。ただし2000円です。サイズは歌舞伎座のものと同じ。幹部の役者さんたちのプロフィールが割と詳しく書かれてあり読み物も豊富なのでお得といえばお得です。 また、去年は舞台写真が出ていたのですが今年はありませんでした。どういう基準であったりなかったりするのかは………ナゾです。 (6)座席について 今回は1階で観ることにこだわってA席と特B席しか検討しなかったのですが、休憩時間に2階と3階の最後列の座席に行って座ってみました。幕間ですから人の頭がないので何とも言えませんが、少なくとも歌舞伎座よりはどちらも傾斜がありますので舞台の七三はきっちり見えます。3階(C席)でも七三は見えなくもなかったので、次回はもうちょっとメリハリをつけた(笑)切符の構成にしてもいいかなと思いました。 今回座った1階の特B席は「隔離」されてる、という感じがあり、特に私は前列で前が壁だったのでその抵抗はありましたが見にくい、ということはなかったです。 2008.06.15 Sunday
歌舞伎座百二十年 六月大歌舞伎 夜の部
今まで歌舞伎座に行ったなかでいちばん空いてました。なんでなんでしょう。私の座った列なんて通路を挟んで8人分空いてたくらいですからね(汗)。演目は楽しかっただけにちょっとびっくりしました。 楽しかったとはいえ終演が21:20と遅めだったのでレビューはさくさくっと。 1.すし屋 もう何度かは観たと思っていたのですが、こんなに私っていつも寝てた(=理解してなかった)かしら?って感じでした。鮓屋の主人の弥左衛門(歌六さん)はどうして平家に忠義だてしてるのかとか、今回初めて知ったよ!?ほかにも何カ所か「!」という場所があったのですが、続いた演目に流されて思い出せません。 おそるべし。 吉右衛門さんの権太は、小悪党というよりはもっと悪いやつな感じもしましたがこれもアリかな〜と思いました。でも私は菊五郎さんのが好きですけど。 芝雀さんはまたダイエットされたのか、とってもかわいらしいお里でした。 種太郎さん、夜の部はここで梶原方の兵士としてご出演だったんですね。この前巳之助さんとご一緒の目撃談を知人から聞いたのですが……。 2.身替座禅 仁左衛門さんの右京、段四郎さんの玉の井、千枝と小枝は隼人さんと巳之助さん、そして太郎冠者は錦之助さんでした。 千枝と小枝はビジュアル的にはなかなかで、特に巳之助さんは手指が細くて長くてとってもきれいなんですけど、声が出るとまだ変声期でなんだかとっても気の毒でした。舞台に立ちたいあるいは立たせたいっていうのはあるんだろうけど、もうちょっと役を選んであげたほうが本人たちのためでもあるように思えてなりません…。 太郎冠者の錦之助さんはこれまで観てきた何人かの太郎冠者のなかでいちばんオーバーアクションでした。特に「花子め」の「め」の強調の仕方。でも格好いいのでイイのだ〜。 仁左衛門さんと段四郎さんは言うことなしです。特に仁左衛門さんめっちゃかわいらしい右京。「いいよいいよ、一晩くらい花子のところに行っても」と言っちゃいそうな気がします。 段四郎さんはこうやって女方のお化粧をするとやっぱり亀治郎さんのお父さんだなとつい思ってしまいますw 3.生きている小平次 怪談のはずなんだけど、福助さんが出てきてからは客席から笑いが絶えない不思議な一幕でした。福助さんと幸四郎さんの後ろを高速で死んだ小平次(染五郎さん)がしゅーと移動するところとかは、昔懐かしい「8時ダヨ!全員集合」とかちょっと思い出したりして(福助さんの声も手伝ってる、絶対)。 4.三人形 華やかな舞踊で幕でした。錦之助さんの若衆はすごく奇麗で、芝雀さんの傾城もきらきら。歌昇さんは奴で踊りがいちばんたくさんあって(かな?)、お疲れさまでした…という感じ。 今夜もおなかいっぱいです。 | 1/2PAGES | >>
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